第134話 たまには一人で潜るのも…
…………俺は今。あのつっかかって来て以来ずっと従順なうるせぇカスに全ての業務を委託し、ダンジョンに来ていた。
………可哀想とは思うまい。泣いて喜んでたからな!!
…………冗談冗談、後で手伝う。
まぁ、ここに来るまでの経緯なんてどうでもいいとして…
問題は、ここはどのダンジョンなのかということだ。
……………知りたくなぁい?
知りたくなくても教えちゃう!!
そう!!ここはこの星月中学校で最も強い校内ダンジョンだ。
名前を煉獄の道と言う…
クッソ暑苦しい所だ。
…………まあ、装備品で熱対策はバッチリなので温度は大丈夫だろう。
ああ、ちなみにこれば装備の内訳だ。
服………アロハシャツ
ズボン…水色のリボンが巻き付いたジーンズ
靴………サンダル
代わりに何か別のものを犠牲にした気がするが俺はスルーした。
そしてズカズカと入り込んで行くのだった。
★★★★煉獄の道1階層
ブヲォワァアアア!!
このダンジョンに入った瞬間、そこら辺からマグマが吹き出てきて、えげつない程真っ赤な世界が目に写った。
目がぁ!!目がぁあああああ!!
30秒後。
俺はそこら辺を転がりまくり、何とか痛みが鎮静化してきたところで立ち上がった。
「開幕そうそう目はアカンやろ…」
…………全く、ダンジョンに入った瞬間目にマグマが目に入って来るとは予想もしていなかった。
いやマジで。
「………はぁ、切り替えるか…」
そう言いつつ、俺は最奥に向かって進んで行くのだった。
★★★★煉󠄁獄の道5階層
…………ここに来る途中、マグマスライムとしかエンカウントしない。
なんでだろ~って思ってた心が今ボスを観て納得した。
……………まあ何と大きなマグマスライムでしょう。
この広大なバトルフィールドであるボス部屋の半分を、その体積で埋めているほどでかいとしか言えない程デカい。
…………そして。
シュッ!!
俺が喰らえば即死であろう触手攻撃が飛んできた。
そして俺はそれらを気合で避けきる。
……………どうしたもんかな。
そう思いながら。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます