第108話 集合!




あのゲーセンの帰りに、なんかもう一度集まる事になったので、俺達は急遽その待ち合わせ場所に向かっていた。








「なぁ、黒椒」


「…………何だよ」


「………間、持たないね」


「……………しりとりするか?お前好きだろ?」


「りんご」


「………ゴリラ」


「ラップ」


「…………プロレス」


「ストラップ!!」


「…………………」











★★★★







目的地到着!!


そしてしりとりの戦績は俺5勝無敗だ。


完璧だぜ!!


そして俺がそんな事を思っていると…



「お前とは、もう本当に2度としりとりしないから」


「おう!!次は勝てるといいな!!!!」


「…………………ウン、ソウダネ」









うーん。目的地に着いたってのに黒椒の機嫌があまり良くないな…


やっぱり歩き過ぎたな。


次はもう少し休憩を取ろう。




そう俺が思った瞬間だった。





「おーい無神!!こっちだ!!」







…………無駄に声がデカイ勇者がお呼びだ。



「分かった。行くから待ってろ」




そして俺達は歩いて、皆が集まっているとこに辿り着いた。






「…………無神」


「…………何?」


「遅い」


「……仲間探しててさ、遠くまで行っちゃったんだよね」


「………本当?黒椒?」


「ああ、そうだな」


「…………今回は不問にします」


「ヨシキタァアアアアアア!!!!」


そして俺が勝利の雄叫びをあげていると…


1つ、思った事があったので聞いてみる。



「何で集まったんだ?ダンジョンウォッチのメッセージには集まれとしか書いてないから分からんのだが…」


「ああそれね。ダンジョン行くわよ」


「…………水中?」


「違うわ」


「…………水中行こうぜ!!!!」


「今から許可取るのダルいので却下」


「くそがぁああああああああああ!!!!」







ちなみに、水中ダンジョンと言うのは…


今度説明しよう。






そして俺達は、一番の近場である、『日の降る浜辺』というダンジョンに向かうのだった。







★★★★日の降る浜辺第1階層




到着。


そして俺は、着くなり開口一番…





「あちぃいいいいいい!!!!!!!!」







その悶絶級の熱さの浜辺に、思わず跳び跳ねるのだった。


………そして。





「そんなに砂が熱いなら飛べば?」


「ああ………そうだな。ありがと!!!!」




そして境花からアドバイスを貰った俺は、その通りに飛行を発動する。




「ああ、快適ぃ!!」


「良かったわね、思わず敵が見えなく成る程嬉しいなんてね?」


「……………え?」






そして俺は後ろに振り返った。


すると…








ワァオオオオン!!!!





敵がおった…



………あっぶな。



そして俺はそんな事を考えながら白夜をぶちこむ。



チュウウウウン!!!!





バゴォオオオオオン!!!!






「…………流石に1階層の敵には遅れは取らないな」


「………油断はダメだよ天人」


「ん?おう分かった境花」







そして俺達は軽いやり取りをし、順調に下にへと向かって行くのだった。



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る