第94話 ラストは派手に?
俺達二人組は、あれから3分位歩いて、この座標であるひときわ大きな交差点にへと到着した。
んでもって集まってる人数は…………
8人か。
…………あっ!!それに境花もいる!!
声をかけてみよよう!!!!
「おーい!!境花!!生き残ってたか!!」
「ん?ああ無神ね、どうせ生き残ってると思ってた」
「じゃあさ~境花、僕は?」
「……………どうせ生き残るんだろうな~、この化け物って思ってた」
「扱いに格差が!!」
「………はぁ、まあ元気そうで良かった」
「でしょ?」
そして俺らは、一緒に辺りを見渡す。
「ここにいるのは僕たち含めて8人みたいだね」
「放送は10人を切ったからって言ってたから、別に不思議なことではないでしょ?」
「まあ、確かに不自然ではないが、それで安心しきってたら不味いぞ、誰かが狙撃のタイミングを謀ってるかもしれないし」
「………確かにそうね、ここからは油断は無しで行くわ」
「うん!それがいいよ!」
「おっと流石経験者、言葉に重みがあるな」
「もー、意地悪言わないでくれよ無神~」
「…………え?狙撃されたの?」
「うん、ほら見て僕の左肩、風穴がオープンしてるでしょ?」
「ああ、俺も見たときビビった、だってこいつ全く動じてないもん」
「…………見習うべき?」
「人間性は残しておけ」
「失礼な!!良心は残ってる!!!!」
「………………………………………そうだな」
「何だよ無神その顔は!!」
「………されても仕方ないと思うのだけれど」
「え!?」
そしてそんなこんな言い合って暫く時間が経った。
そして…
『ラストファイトを始めます、指示をお聞き下さい』
………始まったな。
『まずはここに集まった9人の方々、おめでとうございます!!!!』
……………やっぱ誰か隠れてたな。
警戒しといて良かった。
『そして皆様には、今から乱戦という名のラストファイトをやっていただきます。今からフィールドを用意しますので、その範囲に入ってください。入らなかった人は即脱落です』
そして司会がこう言ったとたん…
シュタッ!!!
…………誰かがスナイパーライフルを持ってビルの
屋上から落ちてきた。
…………こいつ強いな。
風格がそこらの凡人とは格が違う。
強そう感が凄い。
…………そして。
シュウウウウウウウンテュイイイイイン!!!!
この交差点を全て覆うように結界が出現した。
…………間違えて大祭結界ぶち当てないようにしないと。
…………そして、俺がそんなことを思っていると。
『開始っ!!』
始まりやがった。
すると…
ダッタッタッタ!!
あの強そうなスナイパーが、銃剣を俺に向けながら、一直線に走ってきた。
「…………勘弁してくれよ」
そうして俺は、てきとうに攻撃を受けながら、こいつの体力を使わせて、油断した瞬間に倒す作戦を思いつく。
………何か強いの多くない?この学校。
…………まあ、頑張りますか。
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