第57話 緊急事態?
あれから俺達は食堂で晩ごはんを食べ、解散した。
そして俺はCクラスの宿舎に行き、自分の部屋に入ったのだが…
「みんな…お泊まり会に行って一人もいないとか…あり得ねぇだろぉがよぉおおおおおおお!!!!!」
元々この部屋には三人(俺を含める)が寝る予定だったのだが…
二人とも何か他の部屋に◯ノしに行ってる…
ふざけんなよ!!俺も誘えよ!!
俺もウ◯したかったよ…
まあ、取り敢えず俺はこの寂しさを何とかするために、部屋にある風呂に入ったのちパジャマに着替えて布団に入った。
「うぅ…グスン」
俺は若干涙目になりながら眠ろうとしたのだが…
他二人が何してるのか想像したら眠れねぇ。
枕投げしてんのかなぁ…
そんな事を考えながら5時間が経った後…
チュチュチュリィーン!
ダンジョンウォッチが通話を受信したときの音源が流れ、俺は飛び起きる。
「言い訳は何を言うんだろぉなぁ!まったく、俺のことを忘れやがって、やっと誘いの連絡が来たか」
そう思いながら、俺は枕元においていたダンジョンウォッチを手に取り、よく相手も見ずに通話を始めた。
「まったく、遅すぎるぜ。危うく寝る所だったじゃないか!!」
すると…
「は?寝ぼけてんの?」
…………………誰だ?
………………………ああ!!思い出した!!あの言い争ってたお嬢様の声だ!!!!
「パーティーのお誘いは受けないよ?」
俺がそう返すと…
「今から広場に来なさい、取引をしましょう」
何て返されてしまった。
罠かもしれないが、好奇心を煽られた俺は早速向かうことにした。
「分かった、今から行く」
「まず貴方のメリットは………………今なんて?」
「今から行く」
「……………じゃあ来なさい」
「勿論!!」
そして俺は、パジャマから普段着に着替え、広場に向かって行った。
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