第41話 旧寮に遊びに来るだってぇ?冗談だよな?

森林の迷宮6階層 セーブエリア


俺達はわりと長い階段を下り終わり、セーブエリアに到着した。



「ここがセーブエリアですか、なんか殺風景ですね」


「まあ、それはどの迷宮も共通してる事じゃない」


「さっすが境花さん!!俺達よりも圧倒的に速くダンジョンを攻略していただけあって、慣れとりますねぇ」


「ただの常識よ、貴方知らなかったの?」


「知ってるにきまってんだろこのマウンテンが!!」


「別にマウントはとってないわよ」


「仲いいねぇ君たち、幼馴染みなの?」


「「違います」」


そんな雑談をしながら、俺達は休憩し始めた。


「でさ、寮にもう帰れると言っても、その有り余った時間何するの?」


「まあ確かに暇だよね!」


「誰かの部屋に遊びに行く?」


「俺が女子寮に入れないの分からない?」


「じゃあ貴方の部屋に遊びに行けばいいじゃない」


「おっ!それいいね境花!ちなみに天人の部屋ってどこ?」


「言っとくけど光、俺の住んでる寮は1年の男子寮じゃないぞ」


一同が首をかしげた。


「じゃあどこ何ですか?」


「旧寮だ」


「「え?」」


雀先輩と始崎が見事にハモった。


「あの幽霊の出る噂がある旧寮に?」


「ああ、そうだ」


「そんな寮あるの!?」


「し、知らなかったんだ七瀬さん」


「だろうな、知ってたら真っ先に行くし」


「…………何で貴方私がホラー好きだって知ってるの?」


「あれぇ?言ってなかったたっけ?(すっとぼけ)」


「………………まあいいわ、取り敢えず、貴方の部屋にお邪魔させていただくことでチャラにしてやるわ」


「邪魔になるなら来んじゃねぇ!!!!」


「フンッ」


ボガン!!


「頭を、叩くな、痛いから」ジンジン


「一句?」


「詠んでねぇわ!!字数見直してから出直して来い!!」


「まあまあ取り敢えず、ダンジョン出たら旧寮に行くってことで」


「「賛成」」


「………私の前で堂々と予定決めやがった、ダンジョン出てからやれよ」


「こいつら堂々と俺の一票を無視しやがった、許せねぇ」


俺と先輩が怒っていると、光が口を開いた。


「じゃっ!早くダンジョン出て、着替えたら旧寮集合ってことで、早くダンジョンゲート潜ろ!」


「分かったわ」


「行きますか」


「…………」


俺は気疲れしながらダンジョンゲートを潜った。


最後にステータスを開きながら。



__________________________________________________


無神天人


レベルー16

職業ー極者


体力ー308/308

魔力ー7659/7659


攻撃ー298

防御ー154

魔攻ー510

魔防ー213

速度ー308

幸運ー276


スキル


《無属性魔法ー11》


派生スキル


《現剣無双ーMax》 costー10/10


世界の中心ワールドセンターー1》


__________________________________________________












…………………………………え?


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