第24話 爺からのアドバイス
次の日
今は午後なので爺との戦闘に命をかけているところだ。
そして今俺は地面に伏している。
「…………」ゼェハァ、ゼェハァ
「おいこら、立ち上がらんか」
無茶苦茶言うな!!このクソ爺!!
人は3時間ぶっとうしで戦えないんだよ(震)
「そうじゃのう、じゃあ休憩にするか」
「ふぅ、休憩だぁああ…」
最早喜ぶ体力もない俺は、力なく声をあげる。
グビグビ
俺は喉に水を流し込む。
すると爺がなにやら話かけてきた。
「おいお主」
「何ですか?」
「お主、現剣無双を使って木刀も使っておるが、正直言ってそんなスキルを持ちながら他の武器を使うのはもったいない」
「かさばるから?」
「そうじゃ」
じゃあどうすればいいんだよ、と思っていると。
「その光剣、柄はやせない?」
「は?」
俺は何をこの残念ながら年のせいで頭がおかしくなった爺が言っているのか分からなかった。
「そんな事、でk……」
シューン
柄が、光剣の下の方から突き出されるように伸び、生み出された。
「ほらな?」
「ちょっと待て現実に追い付けない」
「おみずをどうぞ~!!」
「サンクス!!」
俺は浪江から水の入った紙コップを頂き、グビッといった。
そして少し冷静になったところで、何が起こっているのか分からなかった。
「どういうこと??????」
「お主の想いに、スキルが応えたんじゃろ(てきとう)」
爺もよく分からない様子だ。
「取り敢えず、これで木刀は要らないな!!」
「おう!そうじゃな!!」
「よかったのです!!」
そして俺たちは練習を再開した。
相変わらず、浪江は観戦していた。
★★★★
夜中
俺は布団にくるまりながら、天井を見上げていた。
「このスキルは分からないことだらけだな」
そう呟やく。
そして現剣無双を発動する。
プワーン
3本の光剣が、この部屋に漂っている。
「お前はなんなんだ?」
光剣に聞いてみるが、反応は当然返ってこなかった。
「まあ、取り敢えず使いこなしてみせるさ」
そう俺は、この光剣に宣言し、深い眠りに落ちた。
そしてまた、俺の1日が、始まるのだった。
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