第23話 研鑽を積む
次の日。
俺はこのまあまあクーラーが効いてて涼しい部屋で、剣術の練習を朝っぱらからしていた。
「ふぅ、こんなもんかな」
俺は爺に言われた通り、感覚で剣を振るという剣術とは言えない剣術の練習を切り上げる。
「でもこれが確かに一番合うんだよな~」
少し悔しい気持ちでいっぱいになる。
そして少し休憩し、次は現剣無双の練習である。
「取り敢えず、モード切替のスピードを上げるか」
現剣無双の自動防御や自動追撃の切替は、頭で念じるだけなので、非常にスムーズに行うことが出来る。
だがその念じている少しの間も命取りだ。
手足を動かしているような感覚で切替れるようになるまでが目標だ。
「よし、じゃあ開始!!」
そして俺は修行に没頭するのだった。
★★★★
そして2時間程やっていると、光剣が一本増えた。
「お?上がった!?」
俺は急いでステータスを起動する。
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無神天人
レベルー無し
職業ー無し
体力ー145/145
魔力ー7180/7180
攻撃ー145
防御ー139
魔攻ー321
魔防ー198
速度ー176
幸運ー158
スキル
《無属性魔法ーMax》
派生スキル
《現剣無双ー3》 costー3/3…自動防御ーcost1
自動追撃ーcost2
自己操作ーcost0
{付与}
不遜の剣…MP4
__________________________________________________
ん?ふそんのつるぎ?
新しいの出来てる!!
おっしゃァアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!
………よし落ち着いた。
「やっぱり知らないなぁ」
こんな特性もりもり派生スキル、めいゆうにはなかった。
まあ、知らないこともあるだろう。
もうどうでもいいや、とっとと使おう。
「不遜の剣!!」
使用すると、3本の光剣が、青色から金色になり、輝く。
「おお!かっけぇ!!!よし、じゃああの(普通の)サンドバッグに攻撃だ!!」
バンッ!!ズババババ!!
「おお!強そう!!」
光剣の一本がサンドバッグにぶち当たった。
すると4回の追加攻撃が発生した。
「おお!やっぱりかっけぇ!!!」
これは期待大だなとと思いながら、サンドバッグの上の電光掲示板に表示されたダメージ表記を見る。
「あれ?1ダメージ?」
このサンドバッグは上に電光掲示板が付いていて、ついさっきのダメージを表示してくれる。
つまりあの追撃のダメージはたったの1ダメージということだ。
ははっんなわけねぇだろ、あのかっこよさだぞ、あり得ないだろ。
俺は目を擦る。
1ダメージ
目を擦る。
1ダメージ
目をk………
★★★★
いつの間にかお昼になっていたので慌てて俺は道場に行った。
「ふぉふぉ!!遅かったではないか!!もしやお主、ワシにビビっとるのか?」
「んなわけねぇだろクソ爺!!お前に対する対抗策を編み出していたんだ!!(大嘘)」
「ふぉふぉ、じゃあ試してみなされ、どうせ1ダメージも与えられんじゃろうがな!!」
俺は爺に飛びかかり、不遜の剣を発動する。
ピカーン
「んな!?」
「行っけぇ!!!」
キーン
普通に弾かれた。
だが
そして俺はゴミみたいな追撃が爺に発生するのを見届けた。
どうせこの攻撃も、このくそつよ爺は避けるんだろうな、と若干諦めながら見守っていたのだが…
「っ!?」
「マジ?」
一見意味不明な速度で爺が避けたように見えたが、間違いない。
確実に当たっていた!?
「えっ嘘っ、当たったぁああ!!よっしゃァアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!」
「マジかの」
「えっ!!おじいちゃんにこうげきを当てた!?」
フフーンとドヤ顔で爺に話しかけた。
「あれぇ?1ダメージも喰らわないじゃなかったっけぇ?あれれれれれれれれれれ、おっかしいぞぉおおおお~(笑顔)」
「うざいからお主晩飯抜きの」
「話をしよう(真顔)」
そして俺の晩飯はおにぎりになった。
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いつも俺の無属性魔法がおかしいを楽しんでいただきありがとうございます。
ラランララです。
この不遜の剣、割と分かりにくかったと思うので捕捉しておきます。
なんとなく分かってる人はスキップ推奨です。
まず、このスキルの追撃ですが、知っているのなら、神里さん家のお兄様の完凸効果を想像していただければ分かりやすいと思います。
知らない人は、神○綾○ 完凸効果 で検索!!
もう一回言いますよ! ○里○人 完凸効果 で検索!!
そしてこのスキルは発動すると、存在している光剣全てに発生権があります。
どう言うことかと言うと。
一本目の不遜の追撃を使っても、他2本の不遜の剣の効果が消えるわけではありません。
なので今の天人の不遜の剣は、MP4消費したら、三回不遜の剣の追撃を撃つことが出来るという訳ですね!!
ではありがとうございました、ラランララでした。
あっそうそう、11/24は2個投稿します。
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