第12話 父さん合宿 その3

バタン


浪江が尻餅をついた。


そして爺さんが………笑い始める?


「ふぉっふぉっふぉっ!(大爆笑)」


「な、何がおかしいんですか?」


俺は気になって爺さんに聞いてみる。


「いや、何、この老いぼれも、次の時代を見ることができるかも知れないと、ワクワクしておるのじゃよ。」


な、何イッてんだ?(感想)


失礼、間違えた。(わざと)


な、何言ってんだ!


「どういう事ですか?」


「ふぉふぉ、小僧にはちと早かったか?」


…なんで俺、煽られたの?(怒)


「多分そうですね(てきとう)」


「フムー(こやつ、なかなかこの年でやりおるではないか!しかも、次の時代と言われたのにも関わらず、それをまだ早いと否定するなんて。人格もしっかりしておるようじゃ。)」


何か今度は黙りコクってる!この人怖い。


ん?てかよく考えてみたら。


「(俺、こんな奴に、一撃を受け止められたのか?)」


シンプルに悲しい。


そして俺が悲しみに明け暮れていると、爺が話しかけてきた。


「お主、ここで弟子入りせんか?」


「え?マジで?(真顔)」


「うん、マジで」


うーん、どうしようかな~、受け止められたの悔しかったからな~、一撃喰らわすまで弟子になろうかな?


取り敢えずお父さんに聞いてみるか。


「父さん、いい?」


「え?あ、ああもちろんいいぞ!」


何故か父さんは心ここにあらずという感じだったが、許可はもらった。


「じゃあよろしく、師匠!(絶対に一撃喰らわせてやる!!)」


「(マジかー、俺の息子、凄いとは思ってたけど、これは流石に俺じゃ教えれることなんて何もないからな。息子のためを思い、ここはこの爺さんに任せるか。)」


「ふぉふぉ、よろしく。(どんな修行にしようかの?)」


絶対に一撃喰らわせてやる!!


そう思いながら、俺はこの爺さんに弟子入りするのだった。


そして後々気がついたのだが、浪江は気絶していた。


何で?











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