第3話 無理な理由

それはこの世界が、10歳になってからが本番だからである。


10歳になると、人はその10年間の生きざまで、職業を神からもらう。


これには理由があって。


職業がないと、人はとても弱いのだ。


無くても戦えないことはないが、弱い。


なので10歳になるまでは常に親が子を、特例休暇を取り見守るのだ。


まあ、忙しい場合はその限りではないが


まあそんなこんなで、幼稚園とか小学校すらなく、中学から義務教育は始まる。


それまでは、親が子の生きざまを、いいものにするため。


小さい頃は、戦ってる動画を見せたり。


ある程度成長したら、戦闘の英才教育を施したり。


何とかいい職業に就かせるため必死になるのだ(ここだけ聞くと前世)


まあ、この世界はダンジョンのドロップが一番大きな資源だからな。


戦闘系の職業に就いたら人生うはうはだ。


そして戦闘系の職業に就かないと、もはや主人公に会うことも出来ない。


戦闘系の流天高校に行けないからだ。


だからどうしようかと思うのだが。


そもそも物語始まんの高校だし、どうやって戦闘系の職業につくかなんてわっかんねぇよ!!


だがそこは読書も趣味な俺、転生系の小説は飽きるほど見た(歓声が聞こえる)


つまりお約束をすればいいのだ。


俺は赤子で意識がある、つまりは。


魔力トレーニングだぁ(どや顔)


これをすればだいたい最強になると聞いた(てきとう)


じゃあいくぞ!!


その瞬間、集中する。


ホワァアアア


何かを感じる。


これは、大胸筋の間?


そこに何かを感じる。


動かして見ると。


シューン


お!動く!!


だがそうすらすらは動かせない、例えるなら夢の中で走るような感じだ。


だが少しずつ可動域を増やす。


右へ、左へ、ポワポワ動かす。


すると突然慣れたのかわりと早く動くようになった。


体を一周させる。


もう一周


もう一周


もう一周


どんどん早くなっていく、楽しい。


そしてこのポワホワ、どんどん大きくなっている。


楽しい、もっとやろう。


そうして俺はさらにこの修行?を続けるのだった


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る