リアルなフィクション?ノンフィクション?都市伝説?実在してそうな雰囲気です。読み終わったあとに、一番の謎として残りました。実在の場所なら私もオカルト好きなので興味ありますが---。遊びで近付くのはイケナイですよね---。
某心霊スポットを訪れたオカルトオタクに迫る恐怖の「何か」。静かな前半から徐々に不穏な雰囲気を漂わせ、一気に異変が起こる静から動への転換に脱帽!気持ち悪さ、不気味さ、怖さ、あらゆる負の感情を湧き起こさせる恐怖そのものが迫りくる。映像で思い起こすと怖さMAXの描写でした。面白半分でその場所に行ってはいけない。最恐の「そいつ」が現れるから。
主人公の男性が昔、真夏に心霊スポットを訪れて体験した恐怖を振り返る物語。来るぞ来るぞと思わせてしっかりゾクっとさせてくれるストーリーは、読んでいる今と季節がリンクして、いい感じに涼しくなりました。やはり正体のわからない存在は恐ろしい。彼が何と会ったか、それは読んで確かめることをお勧めします。