【閑話】早朝、二度寝からなかなか起きられないただ甘々な幼馴染
「もうあさ? まだおひさまもちょびっとしか出てないから、もう少しいいでしょ?」
「お布団から出たらだーめ。あんたも、まだ一緒に寝るの」
「……ほら、お布団もあたしも、あったかい」
「あんたも、あったかくて気持ちいいんだから……むぅ」
「ほっぺたも、耳たぶも、首も、手も。あったかいでいっぱいだねぇ。むにむに。ぷにぷに」
「でーとのこと忘れてないかって? ……うん、おぼえてるけど、たまにはこういうのもいいじゃないの」
「おべんとも作って、おしゃれもして、縁結びの神様に、いっぱいお願いするの」
「これからも、ずっとずっとあんたと一緒にこうしてぽわぽわできますようにって」
「も少ししたらおきるもん。あんたもあたしから離れちゃだめだからね?」
「はい、こっちおいで。うん、えらいえらい。よしよし。……ぎゅー」
「ふふっ。とくん、とくんって音が、どんどん早くなってる」
「このままもっとぎゅーってしたら、もっとこの音も早くなるのかな?」
「……あ、ぁ、はなれちゃだめ、はなれちゃやだ」
「あたしだって、同じくらい、ドキドキしてるもん。おあいこだもん」
「うん、も少ししたら、ちゃんと、うん、おきよ?」
「だ……から……あと、5分……むにゃ……」
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