第2話 サバイバル
「ここ……砂漠じゃねえーかよ!」
ゲートを通って出た瞬間、砂漠のど真ん中にいた。
「暑すぎないか!」
『ミッション 一週間この砂漠で生き残れ』
「俺を殺す気だろ!」
落ち着け落ち着け、その前にだチュートリアルの戦利品を確認しないと。
『報酬を受け取りますか?』
「はい」
すると目の前に栓がされてる謎の液体が入ってる試験管とスクロールが出る。
「この液体って……どうやって使うんだ、まさか!飲むのか!」
『そうです、他の方法は残念ながらございません』
こんな紫色の今も泡が浮いて来てるやつを飲めって言うのか!、ここは一思いに!。
そう思い、ゴクゴクゴクと一本目を飲み干した。
「案外不味くないな、上手くもないけど、この調子で残り二本も飲み干すぞ!」
そして合計三個の身体強化剤を飲んだ、すると体に異変が起きる。
「何か、体が軽くなったってえーー!!」
自分のお腹を摩っていたら、腹筋が割れている事に気づいた。
「いつの間にか普通の体型から細マッチョになってる、すげーなこれ、よしっ!じゃあ今回の報酬の一番の目玉のスクロールを使うとするか!」
『スクロールを使いますか』
「はい」
『スキル「鑑定」を習得しました』
鑑定の詳細はと。
・鑑定
スキルの対象物の詳細まで把握できる、対象物の何を知りたいかによって鑑定結果が変わる。
「サバイバルには丁度いいスキルだな、今後も重宝させてもらう事になるな、それよりもアチー」
報酬に気を取られて砂漠にいる事を忘れていた。
「ここにオアシスってあるのか、まあ歩くしかないか」
そう言って歩く。
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「はあはあ、もう歩き続けて一時間は経ったんじゃないのか、全然水のある場所が見当たらない」
サボテンでもあったら、苦肉の策としてサボテンで水分補給できるのにな、サボテンが一つも生えてない。
「どこにあんだよオアシス!!」
すると後ろ方から凄い音がして、振り返るとデカいミミズみたいな奴がいた。
「おいおいおいおい!お前はお呼びじゃないぞ!」
走って逃げるが凄いスピードで追って来てる。
「クソー!」
俺より遥かに速い!逃げきれねえ!
『緊急ミッション』
緊急ミッション?今それ所じゃねえよ!。
『サンドワームを倒してください、緊急ミッションを承諾しますか?』
アイツを倒せだって無理だろ!どのくらい身体が強化されてるかの実感なんてスタミナと体型以外はない、それに武器もボロボロのナイフしかない。
「だけど結局追いつかれるなら!一か八かぶっ飛ばしてやるよ!」
そしてサンドワームとの戦いが始まる。
果てなき塔の先へ、人は何度も夢を見る。 熊の蹄 @yuuyou8192
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