14-約束


 白い壁に刳り抜かれた四角い穴から、水色絵の具で塗った空が広がる。そこに綿のような雲を載せて、穴の端にある白いカーテンが静かに揺れている。そこから白い床に繋がり、ぽつりと置かれた白いベッドの上。そこを目掛けて少女は白い入口を潜った。

「あら乃莉のりちゃん。おはよう。今日は早いのね。もう少しで検温が終わるから、待っててね」

 ベッドの脇に立つ白い服の女性がにこりと微笑んで、元気な足音に振り返る。ベッドの上にいる少女も嬉しそうに笑った。

結花ゆいかちゃん、元気になった?」

「んー。もう少しかなぁ」

「流れ星がいっぱい流れたら、いっぱいお願いするのにね!」

 乃莉はベッドに駆け寄り、結花ににこりと笑いかける。

「お願いと言えば、願い事を叶えてくれる獏がいるって噂、最近よく耳にするわね」

「ばく?」

 看護師の唐突な言葉に、乃莉はぱちりと目を瞬いた。初めて聞く言葉だった。

「獏は悪夢を食べる生き物なのよ。空想の生き物なんだけど、最近よく噂を聞くわ」

「ふぅん……空想だったら、本当にはいないんだよね? でも、いるならどうやって会えるのかなぁ」

「確かね、願い事を書いた手紙をポストに入れたらいいらしいわよ。御呪おまじないみたいなものなのかな?」

「へぇー」

 興味深くきょとんと乃莉は看護師を見上げた。

「――はい、検温終わり。お待たせしました」

 体温計を手に、紙に書き込む。看護師は次の患者の許へ、すぐに部屋を出て行った。残された二人の少女は顔を見合わせ、同時に言った。

「獏だって」

 綺麗に同時だったので、二人は噴き出した。結花は少し咳込んだ。

「じゃあね、私がポストに出してきてあげる! 結花ちゃんの病気が治りますように!」

「わあ、ありがとう」

 結花はにこにこと笑顔を絶やさない。釣られて乃莉も笑顔を溢れさせる。

「もうすぐ結花ちゃんの誕生日だから、きっと叶えてくれるよね」

「あ、そうか。もうすぐなんだ。次の日は乃莉ちゃんの誕生日だっていうのは覚えてたんだけど」

「結花ちゃんの方が先なんだから、忘れないでよー」

 部屋の隅にあった椅子を運び、不格好な折鶴の群れの前に置いて座った。

「あ。椅子出しちゃったけど、もう学校行かなきゃ」

「いいなぁ学校」

「結花ちゃんももうすぐ行けるよ!」

「だといいなぁ」

 にこにこと笑いながら、結花は乃莉を見送った。赤いランドセルを背負う乃莉が羨ましかった。だが自分はもうきっと一度も背負うことはない。白い部屋のドアが閉められると、結花は寂しそうにドアを見詰めた。



 病院のすぐ傍にある、赤いランドセルと同じ赤い色のポスト。いつも一人で地面に立って、イーッと口を開けている。外で一生懸命書いた願い事の手紙。それをそっとその口に食べさせた。ぱんぱんと手を叩いて拝んでおく。本当に獏の許へ届けられるのか半信半疑だが、試せるものは何でも試したい。

 ポストをじっと見詰めた後、乃莉は再び病院へ足を向けた。


「お迎えに上がりました」


 背後から声を掛けられ、ハッと振り返る。灰色の髪に灰色の服。灰色の傘を差して立っていた。その女性は頭を下げて、先程乃莉が投函した手紙を取り出した。

「あ……」

 確かにポストに入れた手紙が拾えるはずがない。空想の生き物はきっと、不思議な力を使えるのだ。乃莉は双眸を丸く揺らめかせ、その人の姿をした者に引き寄せられるように一歩近付いた。

「獏って、人なの……?」

「私は獏ではないですが、獏は人間ではないです。獏の許へ連れて行きます」

 灰色の女性はゆっくりと怯えさせないように歩み寄り、灰色の傘をくるりと回した。

 次に視界が開けた時には白い病院の前ではなく、黒い夜が下りた煉瓦の街だった。少し霧が出ている。

 灰色の傘にぶら下がった小さな電球が光っていた。先程は光っていなかったはずだ。女性が歩き出すので、乃莉も慌てて追う。

 その一軒だけ明かりの灯った店の前で立ち止まり、女性はドアを開けた。中には幾つも棚が並び、通路を圧迫している。棚に並ぶ物はどれも古そうで、用途がわからないような瓦落多が多かった。

 棚の陳列物に目を奪われていると、ちりちりとベルの音が響いた。音のする灰色の女性の手元へ目を向け、奥の机へ目を遣る。黒い動物の面を被った誰かが、古い椅子に座って本を読んでいた。ベルの音に反応してこちらを向く。

「いらっしゃい」

 灰色の女性は動物面の傍らへ行き、乃莉の手紙を渡した。きっとこのお面の人が獏なのだと思った。

「獏って……人?」

「僕が獏だけど。人の形かもしれないけど、人間じゃないよ」

 手紙の封を切り、中に目を通す。

 乃莉は出された椅子に腰掛け、獏が読み終わるのを待った。不思議なことが立て続けに起こったことで、この獏は本当に願い事を叶えてくれるのだと信じた。

 読む間に灰色の女性は奥の部屋からティーカップを運んでくる。香りですぐに何かわかった。紅茶だ。

「私、紅茶飲めないの」

 女性の手がぴたりと止まり、紅茶を見下ろした。

 獏は読み終えた手紙を置き、女性が持ってきた紅茶を自分の方へ引き寄せる。

「ミルクなら飲めるかな? この紅茶は僕が貰うね」

「ミルクは飲める」

「クラゲさん、頼めるかな?」

「はい」

 奥へ引き、すぐにミルクを入れたカップを運んでくる。

 獏は一口紅茶を飲み、口を開いた。

「じゃあ願い事を聞こうか」

「その手紙に全部書きました。結花ちゃんの病気を治してください」

「本当に、この手紙の通りでいいの?」

「いい。獏はお医者さんじゃないよね?」

「違うね」

「じゃあ、それでいい」

「…………」

 乃莉は出されたミルクをゆっくりと飲んだ。獏は少しだけ口を噤んで、机上に組んだ指を考えるように動かす。その動きを見ながら、乃莉はその小指を絡め取った。

「ゆーびきーり拳万、嘘ついたら針千本のーます!」

「!」

 面の奥できょとんとするのが乃莉にはわかった。

「呪いをかけられた」

「何言ってるんですか」

 獏と灰色海月の遣り取りに、乃莉はにっこりと笑う。

「約束ね! 結花ちゃんの誕生日に、プレゼントするんだから!」

「とても残酷な願い事をするね、君は」

「そうかな?」

 人差し指と親指で輪を作り、乃莉を見る。獏はやや腑に落ちないように息を吐いた。

「願いは叶える。けど、途中で君は撤回することができないよ」

「うん。いいよ」

 もう決めたことだと、乃莉の決意は揺るがなかった。獏は微笑み、灰色海月に目配せする。

「結花ちゃんの誕生日はいつ?」

「明後日」

「じゃあその日に行くね」

 乃莉は素敵な笑顔で獏に手を振り、灰色海月に連れられ店を出ていった。残された獏は、絡められた小指を見下ろす。

(指を切られる上に、殴られて針を呑まされる呪い……子供は残酷だね……)

 やがて再びドアが開き、灰色海月が戻ってくる。何故かそわそわとしていた。

「何かあった?」

「……あの」

 灰色海月は一通の手紙を取り出し、獏に手渡す。新しい手紙のようだが、依頼者は連れていない。

「これは? さっきの子とは違う封筒だけど」

「依頼者の所へは行ったんですが、連れて来ることができなくて」

「?」

 獏は通常、願い事の依頼がないとこの街からは出られない。依頼者から街へ来てもらわなければ、願いを聞くことができない。小首を傾ぎ、手紙の封を切る。拙い文字が綴られていた。

「これ……」

「どうしましたか?」

 灰色海月はあまり文字が読めない。この手紙を読むことはできない。だから内容も知らないだろうが、これはあまりに酷い願い事だった。

「これは……件の結花ちゃんの手紙だね?」

「はい……。なので、先程の願い事には驚きました。破棄しようと思ってたんですが、見せた方がいいかと」

「これは僕が受け取る物じゃない」

「でも宛名は……」

 獏の手にある封筒を覗き込む。あまり文字は読めないが、きちんと『獏さんへ』と書かれていた。

「駄目だ、遅い」

「?」

「僕が願いを叶えるのは結花ちゃんの誕生日の日だ。でもこの手紙で指定されてるのはその次の日……これじゃ遅い」

「どういうことですか?」

「契約ができないなら願い事は受理できないから、僕に非はないんだけど……」

「?」

「この手紙、今の子に届けられるかな?」

「はい。それは構いませんが」

 手紙を受け取り、灰色海月は一礼する。今まで手紙は獏に届けることしかなかったので、他の人に届けると言うのは奇妙な感覚だった。中に何が書いてあったのかは気になるが、獏は詳しく言おうとしないので詮索はしない。きっと灰色海月には力になれないことなのだろう。

 頭を下げて店を出る灰色海月を見送りながら目を伏せる。差出人が街に来られないことをもどかしく思うのは初めてだった。乃莉と契約した願い事が既にあるのでこの街から出ることは可能だが、あまり特別扱いはできない。それに、指切りの約束をしてしまった。罪人の指を切る――理にかなった約束の罰だ。

(人間の考えることなんて、気にしない方がいいんだけど)

 椅子に深く掛けると、黒猫がとててと膝に乗ってきた。

「君は人間の前には出て来ないね」

 黒猫はにゃあと鳴き、膝の上で丸まる。警戒しているのか、人間を避けているのか。

「どんな願いでも叶えることが善行なんて、余程透き通った人の戯言なんだろうね」

 獏は猫の背を撫でながら、静かに目を閉じた。



 結花の誕生日の当日、街の外の時間を確認して獏は灰色海月と共に病院を訪れた。看護師が様子を見に来るので、消灯時間を過ぎてから来てほしいと手紙に書かれていた。

 まずは契約者との接触だ。闇に浮かぶ病院に指の輪を向ける。居場所を特定して灰色海月の手を握り、外壁を跳び上がる。

 カーテンは開いていた。中を覗き、看護師などがいないことを確認して手を翳して鍵を開ける。

「あ、獏! 待ってたの」

 ベッドに潜っていた乃莉は、小さく声を上げた。

「病室を抜け出して大丈夫かな?」

「うん!」

 パジャマ姿の乃莉と目線を合わせる。

「結花ちゃんの手紙は読んだ?」

「読んだよ」

「それでも気持ちは変わらないんだね?」

「うん」

 躊躇いなどは一切なかった。気持ちは揺れていない。それは指で作った輪で覗けば簡単にわかることだ。

「じゃあ行こうか」

 手を繋ぎ、結花の病室へ行く。灰色海月は数歩下がった後方から付いてくる。病院の白い廊下はしんと静まり返っていて、何の音も声もしない。敢えて言うなら、非常灯の小さな音などは聞こえた。

 誰もいない廊下を歩き、結花の部屋のドアをそっと開ける。結花は反応なくベッドで横になっていたが、乃莉が傍らへ行くと目を開けた。

「乃莉ちゃん」

「来たよ結花ちゃん。誕生日の続きしよ」

 獏は窓から遠い暗い壁に寄り掛かり、様子を見守る。カーテンが開いているので外の明かりが差し込み、部屋の明かりを点けずともお互いの顔がわかるほど明るい。

 結花は獏の方を見ない。気配が稀薄なため、認識できていないのだ。それでいい。二人きりで誕生日の夜の部を楽しんでくれれば。

 乃莉は音を立てないように椅子を運び、静かに座る。

「誕生日だからね、結花ちゃんの絵を描いたの。看護師さん達に見られるとちょっぴり恥ずかしいから、お昼は渡せなかったけど」

「わあ、ありがとう。お外にいる絵だね。ランドセルも背負ってる」

 水色の空に、白い雲。緑の芝生の上で笑っている。

「私もお絵描きしたいな。隣に乃莉ちゃんも描いちゃ駄目?」

 乃莉は一瞬口を噤んだ。言葉を探しているようだった。

「……しょうがないなぁ、いいよ描いても」

 画用紙に白い部分がなくなるくらい、もっとたくさん描けば良かった、と乃莉は思った。そうすれば、何も描き足せないのに。

「私もね、明日乃莉ちゃんに凄いプレゼントがあるの」

「凄いプレゼント?」

「うん。きっと凄く喜ぶと思うの」

「へー。何だろ」

 二人は笑い合いながら、偽りの笑顔を貼り付ける。とんだ茶番だった。

「楽しみにしててね」

「うん」

 二人は暫く談笑し静かに夜は更けていった。

 やがて満足した乃莉は、時計を見て立ち上がる。

「もうこんな時間! そろそろ寝ないと本当に駄目だよね」

 結花も時計に目を遣る。もうすぐ日付が変わってしまう時間だった。

「このまま乃莉ちゃんの誕生日も祝えたらいいのにな」

「私、眠くなっちゃった」

「そっか。じゃあまた明日。お祝いしようね」

 乃莉は結花に手を振り、部屋を出た。結花の言葉に返事はしなかった。

 獏は結花の横顔を見る。体から伸びた管を見て、これでは街に連れて行けないはずだと納得する。

「乃莉ちゃん……ごめんね」

 ぽつりと漏らされた独り言につい声を掛けそうになるも、獏も先に行った乃莉を追って部屋を出た。

 帰り道も廊下には誰もおらず、特に警戒の必要もなく乃莉の病室に戻った。乃莉は満足したように嬉しそうにベッドに横になる。

「クラゲさんは念のため、誰か来ないか外で見張ってて」

「はい。わかりました」

 灰色海月は言われた通りに廊下に出てドアを閉めた。

 二人きりになった病室で、乃莉は枕元に手紙を置いて胸の辺りで祈るように手を組んだ。

「願い事、叶えに来てくれてありがとう」

「本当にいいんだね?」

「いいよ。……あ、でも、もう一つお願いを叶えてくれるなら」

「何?」

「その怖いお面を外して、願い事を叶えて」

「えっ……怖い?」

「怖いよ! 顔がわからないんだもん」

 それは初めて言われたことだが、妖しいとは思っても怖いと思われているとは思わなかった。……格好良いと言われたこともあるのに。

「じゃあ……特別。君は今から死ぬから、特別だよ」

「うん!」

 乃莉の願いは、結花の病気を治すことだ。二人は同じ病気だった。偶然移植するための提供者ドナーが現れ、乃莉が手術を受けることになった。乃莉は順調に回復し、学校へ通うためにランドセルも買ってもらった。結花を置いていくように。

 乃莉と結花は、乃莉の手術後に知り合って仲良くなった。結花は知らないだろうが、乃莉はドナーを奪ってしまったと知った。ベッドに横になり食事も碌に摂れない結花は、本来の自分の姿なのだと。

 だから乃莉は、結花に返そうと思った。奪ってしまった物を。それを取り除けば、生きることはできない。そんなことを頼める人は、病院の中にはいなかった。医者とは生かせるために存在するのだ。

 返せば、自分のように結花は元気になるのだ。

 それが、手紙に書かれていた乃莉の願い事だった。

 獏は感情の無い黒い面を外し、ベッドの隅に置いた。

 乃莉ははっと息を呑んだ後、微笑んだ。

「とっても綺麗なお顔ね」

 獏は憂えるように微笑む。

「死んでしまうと代価を貰えないから、先に貰うね」

「代価?」

「心をほんの少し……なんだけど、君からは恐怖心を貰おう。痛くも苦しくもなく、安らかに逝けるように」

「天使が私を殺してくれるんだね」

 乃莉は目を閉じ、獏は静かに口付けた。


「――誕生日、おめでとう」


 乃莉は動かない。

 口を離し、獏は枕元に置かれた遺言の手紙に目を遣る。これも善行と言うのだから、狂っている。

 面を被り枕元のナースコールを押し、獏はドアを開けて灰色海月を促す。すぐに人が来る。彼女への返事は後回しにし、誰もいない街へ消える。

 店に戻ってからぼんやりと瓦落多の空間を見詰め、獏は出された紅茶を啜る。ただ普通に病気を治せと願われれば、二人共生きて幸せになれたはずなのに。何故死を選んだのか獏にはわからなかった。確かに獏は医者ではないが、ドナーくらい工面することはできる。幾ら順番待ちがいてもだ。誰かの幸せは誰かの不幸だと言うことか。素直に自分の幸せを享受すれば良いのに。


 結花はその後、乃莉の遺言通りに手術をしたが、それが乃莉の死だとは聞かされなかった。それを知ったのは偶然ではあるが、手術も無事に終わって暫くの後だった。ドナーが見つかったと聞かされた時は乃莉と共に外へ行けると喜んでいた結花だったが、事実を知ってからはずっと泣いている。依頼を完遂して街の外へ行けない獏の代わりに、灰色海月が様子を見に行った。

 結花が動ける状態で願い事の契約をしていれば、乃莉の願い事は受けられなかったかもしれない。結花の手紙の方が先に投函されていたそうだ。同じ日の朝に。おそらく看護師にでも投函を頼んだのだろう。

 結花は知っていた。乃莉が学校へ行くと嘘を言って病院の庭をうろうろとしているのを。順調に回復していて元気なのだと思わせたかったのだろう。それでも入院しているのだから、悪い部分があることはすぐに察することができる。乃莉はまだ治らない部分があったのだ。その部分を治すため、結花は自分を犠牲にしようと思った。選ばれたのは乃莉で、自分ではない。だったら乃莉には、あと少ししかない自分の命なんて捨てて、結花の一部をあげようと思った。その願いを叶えてもらう日に、もう二度と祝えない乃莉の誕生日を選んだ。

 灰色海月の話によれば、乃莉が誕生日に渡した絵の結花の隣には、未だ何も描き込まれることはなく空白のままらしい。

 せめて依頼者が悪者だったら溜飲が下がるのだろうか。

「違うな……。望まれた叶え方を無視すれば、上手くやれたのに」

 静かな店内に呟かれた独り言に、黒猫がひょいと机上に乗る。

「人間は難しいね」

 動物面の奥で苦笑し、獏は黒猫を撫でた。

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