お盆休み5話

 今日は父親から逃げるために母としのりんと車でお出かけ中。子供たちの服を見にいくから(真偽不明)と父親を撒いてくれた。流石に十五すぎた娘の服選びに興味ある、とか言ったらきしょいな。いや、全年齢、中学生以上だったらヤバいやつ認定の視線を受けても仕方がない。そこは退いてくれたみたいだ。

 十一時頃に家を出て、なんとか市場しじょうってところで市場ってこんな所だよってのを車で一周してから回転寿司に行った。海の幸を見た後に海の幸を頂く。サイドメニューしか食べない人が約一名、目の前にいるけど。

「しーのーり〜ん、握りとか食べないの?」

「こっちの方が好き」

 ポテトはむはむしてるしのりんも可愛い。僕はまぐろとサーモンと鉄火とかっぱ、卵といか、エビと色々食べた。母は軽めのサイドメニューと握りや軍艦。

「ことちゃん、鉄火一本ちょーだい」

「いーよー!」

 シメに僕はチョコケーキ、しのりんはいちごパフェ、母はカステラ。美味しかった。

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