第4話
「まーた面倒なことになってんじゃん」
「まあでも、ここまできたらちょっと俺も興味出てきたというかさ」
「探偵に?」
「うん、だってその探偵のアジトみたいなところに霊が三体いたし、本人もお
「あ〜そういうことね。その人にさっさとお祓いしてもらえばいいのに。今日はまた一段と生き霊の気配強いよ?」
*
百分という長い授業を終えたあと、希と大学内のコンビニに向かった。入口には二限に違う授業を取っていた
「おはよ~」
三人はそれぞれ昼食を買い、外のベンチに腰かける。
「このあと
おにぎりを
「私が居ても良いものなの?」
「んー、授業に同席するだけだから問題ないんじゃない?」
秋斗はお前も来いと言わんばかりに希に視線を向ける。彼女はお茶を一口飲んではぁと息を吐き出した。
「行ってみよっかな。あ、でも、ちょっと離れたところにいた方がいいよね。私昨日その場にいなかったわけだし」
そうして三人は昼食を終えたあと、
秋斗と春樹は
「佐伯さん、こんにちは。いよいよ調査ですね」
春樹は小さな声で佐伯に話しかけた。
「そうだな、もう一度言っておくが、暇だからな」
佐伯は、前の方に座る如月を見ながら
秋斗の目には佐伯の肩に昨日と同じ鳥の霊が
な、なんだ。
秋斗はその力強い瞳に
鳥は如月に向かって飛んでいったかと思うと、そのまま彼の体へと吸い込まれていった。思わず、言葉にならない息が
数分後に彼の体から鳥が現れ、再び佐伯の肩に乗った。すると、彼女はもう仕事は終わったとばかりに春樹と同じ体勢をとった。
なにがなんだか、わからなかった。秋斗は机の下ですぐさま希に連絡しようと画面を開くと、タイミングよく彼女からメッセージが届いた。
『ちょっと、なにあれ』
『霊が体の中入ってった、よな?』
『そうそう、どういうこと?』
『わからん、俺に聞くな』
この気持ちを共有したくてメッセージを送り合う二人だったが、
あれが調査なのか? 秋斗と希が
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