第91話 いったん”あらすじ”です
俺はウエノミライ28歳。ひょんなことで350年後の未来にいる。
当初、冷凍保存されていた俺を解凍してくれたのは帝国軍という東方群星連合でもナンバー3に入る傭兵軍団だった。だが、最悪な事にその傭兵軍団は悪の集団であり、殺人、誘拐、人体実験を繰り返し、無実の子供たちを大勢虐殺したという話も聞いた。
……まずこの有人宇宙域の話をしよう。ここは東方群星連合と西方群星連合に分かれる。そしてその中心にある中央軍星連合だ。1つの群星は直径15光年ほどの楕円形をしていて、その中には有人惑星が約140個、有人コロニーが3000個ほどある。中央軍星連合は、その群星13個の集まりで作られている。人口は31兆人を超えるらしい。西方群星連合が77個の群星を保有しており総人口は187兆人。東方群星連合が90の群星を束ねており総人口は215兆人を超える。
そんな途方もない規模の群星連合同士が、とうとう数十年前に戦争を始めてしまう。この時代に解凍された俺にとっては迷惑千万だ。その上、俺の意識を巨大兵機に移すというばかな実験計画が発覚する。そんなことはしたくないし、戦争になど関わりたくない。絶望の中で、帝国軍の幹部リラリースと逃亡を図る。
逃亡は順調だった。俺はリラリースと恋に落ち、2人で逃亡生活を送ることを約束する。逃げきれるのは目前だった。しかし、あと一歩のところで、帝国軍の中でも最も悪名高い幹部
失望の中、1人で惑星ルシュズ・アブズにたどり着く。到着した場所にはリラリースが連絡をしていたテワオルデという元軍人が待っていた。彼の下でくらし、訓練すること3か月。力をつけた俺は初めて
彼女は当初
それでも、自称魔法少女の彼女の実力は本物らしく、彼女のおかげで俺自身も魔法を使えるようになったくらいだ。そして、彼女は本当は生きていて肉体はどこかにあるという……だが、その肉体の場所が分からないし考えたくもないという。最近は彼女の姿が、ノマドロボのモニター越しに映るようになった。いつか彼女の肉体を探し出して救いたい。そう考えるようになった。
とにかく、今はこの惑星ルシュズ・アブズでモンスターハンターとしてガッチリ稼ぐ予定である! それに俺たちの
元軍人で名をはせたテワオルデ・シュラブ。最強の魔人という事で
そして、元ハンターキラーの4名、ヘルド、ヒメカダイラス、シン、パラスパラス。彼女らも魔人らしいが本人たちは記憶が無いらしい。名前は後からつけあったもので、この惑星に導かれて出会ったらしい。
あとは、パーティー紹介所で出会った魔法使いの爺さんのテベス・ギルガメキラムと、やや年のいったお姉さんのエルザレット・ウィンドレイヴだ。この2人の魔法はクラスAのモンスターに対抗できるほどの威力がある。あとおまけにリリフィア・アナンナスという超絶にやる気のない娘も仲間に入った。だが以前の戦いで、初めて実力を見せその不思議な力に助けられた。
あとは、見るのも嫌なのだがマフィアの2人も仲間に入ったというか……俺の失態により今いるような状態だ。あと、これは追記すべきかどうか……いや今は控えておこう……。
さきほどモンスターハンターとして大金を稼ぐと言ったがそのすべてを彼女らに賠償することとなっている。ごめん嫌な話をしてしまって……こんな話飛ばしてよかった。
当初は、高圧的だったマフィアだが、ある人物(?)が仲間に入りそこから俺に話しかけることはしなくなった。虎の威を借りる狐とはこのことだ!
彼が仲間に入ったことも、俺の失態とみる人もいるが……俺は後悔していない。それは! 魔人の中でも最強の魔王! マオゥ様だ! 彼が本気になるとだれにも止められない、モンスター討伐にはうってつけのなのだが、決定的な欠陥は優しすぎるところだ。……モンスターをやっつけるどころか、怪我させることすらできないだろう。
というわけで、こんな最強すぎるメンバーを引き連れて向かったのが出発地から1000キロほど行ったところにあるクラスCのダンジョンである。そこにいるのはC級モンスターで、この最新鋭の
……という訳で、今はどんな状況かというと……、数百メートルの崖を転げ落ちてます!!!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます