Episode 038 レトロな世界観へようこそ!
――それは緑の奥深く、木漏れ日の中を歩み行くと、忽ち出会えた。
因みに今日は月曜日……
なので、
手取川を越えての、恐竜博物館がメインだそうなの。男の子って、やっぱりそんな感じなのが好きなようだ。幼き日からそうだった。陸君が興味のあること、恐竜……
そして思い出の中にある、
陸君が語る男のロマンは、まさにビッグバンから始まり、地球誕生の物語が綴られるという……宇宙規模のスケール。あ、そういえば、ウメチカさんのお友達に、お星様が大好きな女の子がいたのを思い出した。それは、とある小説サイトの『書くと読む』でのお星様ではなくて天体観測の方。そうそう、マシンガントークが特徴な女の子だ。
マシンガントーク……う~ん、陸君と気が合いそうな、と思ったのだけど、陸君自体が大人しい方だから難しいかも……やっぱり、私以外にないだろうと胸を張る。
そんな思考に流されているうちに、
「
と、
クスッ……と、
「信じるも信じないも君次第。でも、紛れもなく今、私たちは同じ景色を見てるから」
と、春日さんは言う。夢現な感覚は絶えないけど、間違いなく、今目の前にあるの。
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