生きるの怠過ぎ

あーもう、面倒臭い!

世界平和も貧困も格差も

もうマジで怠い

人を見下す奴を妬むのも、優しいフリしているのか疑うのも

ただただしんどい


どうしてこんなに働かないといけないの?

もっと楽して生きたい!

別にずっと遊んでいたいわけじゃ無いよ

休む時間が欲しいわけでも無いよ

たとえ、そうなったとしても満たされないと予感するくらい

世の中に不満だけどな


怠すぎる

怠惰になっているのを叱る奴らも

そんな話聞かないくらい疲れてんだよ

やる気が無いだなんで決めつけないで

これがお前のするべきこととか

勝手に決めてないでよ

周りの人の真似をすることに必死になることはない

だけど真似しないことに全力でもダメ

ほんと、生きるって面倒臭いな


身の回りにあるのは固いものばかりだ

肩が凝ってしまうのはそのせいなのかな

知らず知らずの間に人間は鉄で出来たロボットみたいになっちゃたのかな


どうして毎日朝起きなきゃいけないの?

学んでばかりで、念仏みたいで

面白みのない授業はうんざりだ

そう言われたときに感情を露わにするほど、あんたたちも嫌気が刺してんだろ?


反吐が出るよ

つまらない風習や常識を信じて

昔が正しかったと正当化して

怖いだけなんだろ?

置いていかれることが、老いてくことが

あるいは自信がないんだろ?

昔のように自分を変える力も、世界を変えようとする気持ちも

衰えたと卑下して安全策に走ってるんだろ

でもそれは盲信による失策さ

だから眼鏡の度を変えても意味ないぞ


どんなに不満を吐き出しても

このときはスッキリするだけで

明日起きれば、元に戻るんだね

大きく変わることなんて望んじゃいないけど

世の中が少し明るくなれば

そう見えれば

やっていけるんだ


生きるのは怠すぎる

気づいたら産まれていただけで

死を恐れて、失いたくないから嘘ついて

何かを得るために身を焦がして

優しくても、非常な現実が突き刺し

愚かになっても、どこか悲しくて

答えを求めたところで

機械になってしまって

どうしたって満たされることはないのかな

夜闇を何度越えても慣れることもない

傷ついていくだけさ

強くなろうとするほどに弱さに気づくよ

見栄張ってるだけだったりして

結局、自分に何もないんだって

運命を信じたって年齢が裏切るさ

理想なんて無いと先人に止められ、諦めたりして


いったい僕らは何のために生まれてきたんだろうね

この理由を考えるのが一番、面倒臭いね

それで身に染みてわかることは、そう思える内は生きてるという事実


ああ、生きるのって面倒臭いね

その純粋な気持ちに添える言葉

なんだかんだ頑張ってるからそう思うんだよ、それはそれでいい事だろう?

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