第11話 逆パワハラ会議



 ー #体育館倉庫 #昼10時 #地の文スス伯爵 ー


 「こうべを垂れてつくばえですっ!!!」


 

 唐突に始まった逆パワハラ会議。


 伯爵財閥社長にして学園長で生徒会副会長、そして錬金術部部長の

私がこうして土下座を強要させられている!!!!


 というかキョウカさんがノリノリで着物着てパワハラしてるし!!!



 「にゃひひひひ、これはパワハラではありませんよ?


 あくまで ” 任意 ” のお願いですので。



 着ている服を全部脱いで自己紹介を、

ただしソックスとリボンは付けたままで。


 あと服はたたんで横に置いてください」




 スス (注文の多い料〇店ですか!!!!!)





 

 「あのー、もしかして食べる気じゃあ?」



 「今のススに発言権はないでぇ?」にっこり




 アオイがめっちゃ怖い顔で威嚇してるんですけど!!!!!



 とりあえず服は脱いでたたんでおきましょうか。



 「・・・この度スス伯爵、いえ本名ニコラス・スラーは

知らなかったとはいえ来客した百合リス貴族の黒雪氏に対し


 ” 激辛焼きそばを顔面にぶちまけ ”

 ” 体育館倉庫に幽閉し ”

 ” あまつさえ誘拐未遂事件 ” を起こしたことについてすべて認め


誠意をもって対応することを誓います。


 この映像も双方の同意を持って撮影されており

脅迫等の行為がないことを証明いたします」



  

 これ寝〇られビデオレターの導入か何かですか?


 全裸ではなく下着は付けてますが・・・・。



 「きょ、スス。これで国際問題3度目。


 流石にこれ以上外部役員を抑えることは不可能だ」



 

 アヤメまでキレてます。


 無〇様じゃなくても怒りたくもなりますよ。




 もはや逃げるしか!!!!



 

 「んん?敵前逃亡は士道不覚悟で切腹ぞ☆」




 キキョウさんまで!!!!





 「キキョウ ” 先輩 ” でござるよね?」



 心読まれてる!!!!!!




 「社長がこれでは財閥解体は時間の問題、

スス社長は青〇の柱っすよね?」


 

 ハボタンさんは多分柱違いだと思います。



 だって分かる訳ないじゃないですか!!!


 

 時代劇で言えば水戸〇門や上様が変装して街に来てるんですよ!!!!!


 印籠だの桜吹雪を後出しされても誠意をもって対応できませんよ!!!!


 


 ☆☆☆



 ー #数分後 ー



 数分の沈黙を破り黒雪氏が口を開きました。



 「では余の願いを叶えろです。


 ” メイド喫茶 ” を体験させろです」



 「メイド喫茶なら伯爵財閥の最高級の店へご案内いたします。


 ささっお荷物お預かりしますよ」へこへこ



 「そうではないのですよ。


 余は女の子同士の百合が見たいのであって

金銭で動くメイドに興味はないのです」



 私たちのメイド喫茶もささやかながらお金は頂いてましたよ?



 「そういえば私たちの文化祭に来てましたからね。


 ニャラケル新社長、後を頼みます。


 私1人で百合リスとの外交関係を修復しますから、

失敗した際はさらし首にでもして下さいな」



 こんな時ぐらい素直に聞いて欲しい物ですがニャラケルは反論します。



 「僕は最後までついていきますよ?


 それに黒雪様は百合をご所望ですから、ここにいる全員で成功させます。


 逃げる者など伯爵財閥の恥晒しと言っていいでしょう」



  

 「何カッコつけてんの!!!!


 核ミサイ〇や戦闘機が乗り込んでくるかもしれないんですよ!!!!


 私の命で損切りできるならそれでいい!!!」



 私とニャラケルの口論の中黒雪氏は衝撃発言を!!!

 


 「大丈夫です、核ミ〇イルは飛んできません。


 なぜなら余のサブバッグのキーホルダーが起動スイッチだからです!!」



 黒雪以外 (ゑ?)



 アオイ 「あースス、墓参りはするから」あせあせ


 ニャラケル 「これは逃げではなく戦術的後退です」あせあせ


 キョウカ 「じ、しゅ、き、せ、いぃー。じ、しゅ、き、せ、いぃー」


 アヤメ 「キョウカ、死ぬときは一緒いっしょだ」




 リエ  「くれない~!!助けて!!!!」ぎゅううううううう


 紅   「いでででで!リエ!首を持つな!!!!!」


 キキョウ 「この国にはニュート〇ンジャマーキャ〇セラーは

      ないでござるよ!!!!」




 カレン 「核ミサ〇ル程度で大げさじゃない?」


 ハボタン 「レン姉様は無事でしょうが私でも無理っすよ」ドン引き


 


 ノブナガ 「核〇サイルってどれぐらい凄いんだ?」


 ミツヒデ 「本〇寺ごと吹っ飛ぶ威力って聞いたけど」



 

 スス 「全員逃げる気じゃないですか!!!!!!!!!」



 こうして命がけの接待が始まりました。

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