民度の低い学園祭 ~ メイド喫茶編 ~ シリアス展開あり
第6話 お帰り下さいませ、ご主人様
ー #百合の鳥島学園祭1日目終了 #7月
#保健室 #ニャラケルサイド ー
「あああああああああああああああっ!!!もういやっ!!!!!」
半狂乱しながらメイド服のスカートをめくり扇風機で風を送るススパパ、
なんというか下心ではなくて、だらしない印象を受けますねぇ。
「なんで私以外メイド喫茶に賛成してるんですか!!!!!」
「そりゃススのメイド服見たかったし」
アオイママの意見が正しい。
それはそれとして ” 裏金 ” をクラス全員に握らせて
投票結果を操作したというのが本音でしょうか?にゃひひひひ
「でも忙しくてススの働いてるとこあんま見れへんかったなぁ。
明日は応援呼ぶ?」
「既に機械部と掃除部に応援を依頼してあります」
流石はアオイママ、自分達のキャパを越えていることを瞬時に判断するとは。
「本来なら15時に終わるところを18時半まで私は働きましたよ!!!
予約制だって言ってるのに人が集まってきて!!!
最近の花火大会よろしくフェンスを作ったら
彼女達物量で破壊してきましたよ!
仮にもお嬢様学校のはずですがぁ!!!!!!!」
「私立に幻想抱き過ぎですよススパパ。
異性の目を意識しなくていい女子高は戦場のゲリラそのもの。
ゴリラのほうがまだ知性がありますよ
いうなれば民衆の濁流、 ” ゴリラ豪雨 ”の言葉がふさわしい」
「ふむふむ。ゴリラ豪雨で調べたら銀〇の近〇さんが出てきたですっ!!」
「キョウカさんまでボケ側に回った!!!」
心中お察しします、ススパパ。
☆☆☆
ー #数分後 #地の文ニャラケル ー
「で、俺にメイド服を着て接待しろと?」
機械部の影のエース、紅に応援を依頼するけれどいい反応ではありませんね。
「こんなヒラヒラした服なんて似合う訳ないだろう。
裁縫部のスパイでも紛れ込んだか?」腕組みー
似合うと思いますけどね、
平成時代に流行したツンデレメイドというやつです。
「流石に普段のエプロン姿で
メイド喫茶に行かせるわけにはいかないし」引き気味
「どうしたリエ?
俺が選んだ ” ドラゴンエプロン ” がそんなに不服か?」
「当たり前でしょ!!!!!
どこの世界にドラゴンの絵が付いたメイド喫茶があるっていうのよ!!」
あー、令和の時代でもドラゴンエプロンだけでなく、
裁縫箱、書道道具、絵具セットとドラゴンは人気物件なんですよ。
といってもリエさんに任せるとロボットがプリントされた服着そうですね。
ガン〇ムかエ〇ァのエプロンメイド喫茶が誕生しそうで怖いです。
「カッコイイデザインが好みならゴスロリ系なんてどうですか?
私もちょっとは裁縫の心得あるし」
魔法で出現させたカタログを見せるススパパ。
そういえばコスプレ作りが好きな設定でしたね。
「結局俺が働くこと前提で会議が動いているぞ!!!!
どうなっているのだ!!!伯爵!!!・・・・・・これはありだな」
「よりによって黒系の
私とキョウカさんだけでは時間が足りなすぎます。
ダメもとで裁縫部に掛け合ってみますか」スマホ取り出しー
「夕食後の時間にくるわけが」
「裁縫部顧問!!!トキソウ・リーヴェ推参!!!!」
「はええよ!!!!!!!」
どういう事なんです?ススパパが連絡を入れる前にリーヴェ先生が来ました。
・・・念のため盗聴されているか確認をするべきですね。
~ 人物紹介 ~
トキソウ・リーヴェ ときそう・りーう゛ぇ
#不明
おかしいですね?リーヴェ先生の身体的特徴も声も服装も捉えきれない、
存在を認識こそできますが揺らいでいて言葉に出力ができない。
幽霊や幻でも相手しているのでしょうか。
「ふーん、紅ちゃんの好みってこういうのなんだ♡」
「そういうことだ、裁縫部に言っておくがいい」ドヤァ
リーヴェ先生が指パッチンをすると紅は黒系統のゴスロリメイド服に
着替えられていました。
ということは衣服を操る魔法?それなら毎回可愛い子を拉致して
コスプレ大会を開く裁縫部の顧問にふさわしいですね。
「じゃ、私はこれで!」
嵐のような人でしたね。
といっても紅1人ではゴリラ豪雨に対抗ができません。
「ススパパ、予備のメイド服はありますか?僕も「話は聞かせてもらった!
トキソウ・リーヴェ!2度目の見参!!!!」
結局リーヴェ先生にここに集まったメンバー全員のメイド服を
用意してもらいました。
あの人何なんでしょうね?
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