第8話「代表選抜」
大変なことになったらしい。俺は一回戦目、そしてその相手は、序列一位女王、タリア。タルマの姉で、タルマをボコした時にために入った人物らしい。彼女の戦い方はまるで自分通りのような事からそう言う名前がついたらしい。まぁ、勝つけどね。
ーーー試合会場
「さぁ。早速第一回戦!学生序列4位冷酷!vs学生序列一位女王!どちらが勝つのか!」
俺と女王は土俵に上がる。
「それでは!それぞれから話を聞いていきましょう!まずは序列一位女王!」
「妹の仇…しっかりと返させてもらいます!序列4位!」
「続いては冷酷!」
「今から訂正しといた方がいいぞ?今日から俺が一位だ。」
やばい、これで負けたらめっちゃダサい。
「それでは!試合!始め!」
取り敢えず。まずはハンマーを使った。理由は強めの攻撃が欲しかったから。相手の出方を、伺おう。…消えた?!
「遅い…」
後ろ?!間一髪で避ける。なかなか速い。…来る!左と見せかけての右だろう。
「ここだ!」
思い切りハンマーを振った。予測眼すげぇ。次は煙に紛れての懐に潜り込むんだろ?共有眼で見え見えだ。相手の視線からどこにいるのかを特定する練習しといて良かったぜ。
「残念、バレバレだ」
俺は避けながら手を銃にして女王を吹っ飛ばす。女王は立ち上がる。
「妹の仇を取らないとタルマに、顔向けできない!」
全く、こんな頑張るやつから何であんな妹が出来るのやら。
「せめて一瞬で、終わらせてやる」
俺は瞬時に女王の前へ移動、そのまま持ち上げ思い切りぶん投げる。女王は戦闘不能。一回戦は俺の勝利。第二ブロックのノルンも勝てたようだ。その後俺らは勝ち進み。決勝で会うことになった。
ーーー決勝戦
「あんたには勝つ!」
「無理だね」
俺は試合時間の合間を縫いいろんなスキルを習得した。一つ目グラップル、二つ目超速移動、三つ目絶対防御。
グラップルはいろんなものに引っ掛けられる。人でも壁でも床でも。超速移動はそのまま。めっちゃ速くなる。絶対防御も名前の通り。だからどう頑張ってノルンのステータスでは勝てないのだ。
ーーー観客席
「姉様?どちらが勝つと思いますか?私は淑女を推してますが」
「いえ。勝つのは冷酷よ」
他の席からも序列一位を倒してたしなあと言う声が聞こえる。
ーーーバトルフィールド
「始め!」
超速移動で撹乱
「か〜ら〜の!」
純粋なストレート、顎を突き出した瞬間にアッパー
「か〜ら〜の〜」
腹を蹴り落とす。しかしそこにはノルンが居なかった。後ろに居る。そして綺麗な動き方で距離を一気に詰め剣を振るわれた。俺は少し距離を取り、ハンマーを思い切り振り落とし、やつの進路を完全に一筋に。
「掛かったな」
「?!」
俺はスッとエネルギー砲を出して威力を抑えて撃った。ノルンが気絶。勝者は俺。代表は俺だ。ちなみに本大会は全国の学校の優勝者が森の中で完全バトルロワイヤル。めっちゃ興奮してきたぁ。
次回「本大会」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます