第5話「決闘」

 主席合格のせいか特別生となった。特別生は一般生の入れない特別なエリアに行くことが出来る。それから授業は免除される。つまり大賢者を所持している俺は授業を受けなくても良いと言うこと。まぁ挨拶くらいはしといた方がいいと思うからクラスに向かう。


ーーー教室

 俺は主席合格だからクラスはSクラス人数はだいぶ少ない。

「初めましてサカイです。よろしくお願いします」

「あ?あ〜お前か、今年の主席合格の特別生ってのは」

「そうですけど」

周りの視線が怖い。と言うよりお気の毒と言うような目をしている。

「へぇ〜私を見ても怖気付かないとは」

「まぁ、こちらが見下ろしてますからね」

まるでこいつおでこにあのお怒りマークが出たような気がした。

「そうか、お前にはまず先輩を敬うと言うことを教えなければ。まぁお前のような人間にもなれんクズが私を倒せるわけはない。決闘しろ」

は?こいつこのおれのスーパースペシャルベリークールボディを馬鹿にした?!殺す、絶対殺す。

「いいぜ?乗ってやるよ。」

こうしてこの謎の先輩と決闘することになった。

 ルールは簡単相手が戦闘不能になるもしくは降参させる。以上。俺は土魔法を使って岩をぶん投げた。さすが先輩岩くらいは砕きやがった。しかしこの岩の土煙で目眩しになる。そこに銃を乱射。煙を払い棍棒で叩きつける。それでも気が済まん。先輩を持ち上げて壁にぶん投げた。

「マジで許さん」

「待っ…痛い!…分かっ…も…やめ…痛い!」

「謝って許されるとでも?お前は散々人を馬鹿にして恐怖で捩じ伏せてきたんだろ?それが自分がやられる側になって許しを乞うなんて。何様だ?テメー」

「本当に、もうやめてください」

「辞めなさい!」

誰かが大きな声で止めに入った。

「降参していたのにも関わらず続けるなんて!処罰対象です!」

「先輩?降参の合図は腕を上げることですよね?」

「でも!腕は折れてたし、それにもう戦闘不能状態だったじゃない!」

「まだ足が使えるはずだ」

「そうだけど」

「じゃ処罰は無しだね」

俺はそこを去った。


ーーー決闘場

「何があったの?」

「彼を馬鹿にしたらめっちゃキレてて、それにすごく強くて、手も足も出なかった。」

「彼女を医務室に連れて行って」




             次回「新たな友」

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