第2話「親友との再会」
街に着いた俺だが大変まずい状況だ。街の中に入れない。と言うのも、馬車と人間以外立ち入り禁止だそうだ。そんなことで揉めているとあたかも上級階級のような人間が出てきた。
「何を揉めてんの?…って車?なんで車がこの世界に?」
「タナカ殿はこの車とやらを知っているのですか?俺がこの世界に来る前の世界の乗り物だ。」
「タナカっち?」
「まさか…お前、堺だろ」
「バレた?」
「バレバレだ、こいつは俺の親友だ、通してよし」
こうして俺は街に入れたわけだ。街に入り、少女たちと別れたあと田中に着いていく。
「とりあえず座って」
「俺たち転生者のほとんどが同じ場所で転生した。しかしお前だけは街の外から来た。街の中で転載したものは勇者として魔王を討伐する訓練を受けている。そこで俺は勇者となったわけだ」
「よかったじゃん、俺は気ままに冒険していこうかな。」
「その方が性に合ってるよ、冒険したいなら冒険者協会で冒険者登録をするといい。その時、タナカ殿の推薦ですって言わないと大変だからな?」
「分かったよ」
俺は早速冒険者協会へ向かった。いろんな種族がいるからか建物や門が大きく大型ロボットの俺でも入ることが出来た。
「タナカ殿の推薦で冒険者登録をしたい」
「サカイさんですね、こちらが冒険者カードという身分証明になるのでくれぐれも無くさないでください?」
「了解です」
「最初はFランクスタートです」
「はーい」
俺は最初の依頼を探した。依頼版には色々と貼ってある。僕は速く高ランクになりたいから一個上の依頼を受けよう。えっとゴブリン集落の破壊か。討伐確認のためにバスの冠を持ってくること、銀貨300枚が報酬額らしい。ベリっと剥がして、森に向かう。もちろん移動は車だ。速いし楽。
森の中で数時間歩き回ってゴブリン集落を見つけた。手をエネルギー砲に変えて撃つ。真ん中に当たり焚き火の近くにいたゴブリンは全員やられた。
次に集落の中に入りボスが出てきた。こちらに真っ直ぐ走ってくるので押し返して頭を殴り、腹に風穴開けてフィニッシュ。俺は手をぱんぱんっと埃を落とした。しかし、何かが近づいてくる感じがあったので速く帰ることにした。
しかし帰り道の道中、それは突然現れた。それは、大きく、高さは50メートルほどあった。やつはこちらを睨むと消えていってしまった。
冠を転生者には必ず付属してるアイテムボックスに入れた。今回のでレベルが上がり、新しいスキルを解放した。それは鑑定側と千里眼。これにより遠くの敵を発見かつ、能力が分かる。それであのデカブツを見てやりたかったよ。
次回「昇格」
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