戦闘用ロボットで異世界無双

おしゃけくん

第1話「アバター作成初期能力」

ーーーー20XX年某日〇〇高等学校

「で、あるからし…まぁた寝てるのか!起きろ堺」

「んあ?3x」

「今は国語の時間だ。」

クラス中が笑い声を上げる。

「堺くん、ここ」

この隣の席の美少女で性格良しのナイスバディな女性は前田さん。ちなみに彼氏持ち。

「スイミーは仲間を集めて魚と戦った」

「よろしい」

「まぁば助かったぁありがとう」

このような他愛も無い会話が行き交う現実世界、ずっとそこで生きていけると思っていた。

 黒板に謎の図形が登場し次の瞬間大爆発。完全に死んだと思った。しかしクラス全員生き残っている。と言うよりか全員が死後の世界にでも来てしまったか。

「皆様、ご迷惑をお掛けして、誠に申し訳ありませんでした。お詫びとしてはなんですが、貴方方を異世界へ新たな自分達として転生させたいと考えてます。ここでは自分を自由に変えられるので、好きに変えてください。決まったら全員を転生させます。それから能力も選べます」

なるほど、俺は異世界系のアニメや漫画、小説を読むが1番好きなのはSF映画だ、ならばやはり。

 全員が決まったのを確認した謎の人物が魔法陣を出した。

「それでは皆様行ってらっしゃい」

「ここは…詰んだ、上空に転生することある?いやありえんて!マジでやばい!でも待てよ?俺今回の人生機械やん!どこか着地場所は…ん?あれはなんだ?少女2人に巨大生物が迫っている。助けないと!」

俺は腕を銃に変え、巨大生物に照準を合わせる。そして撃つ。巨大生物はこっちに気付いた。俺はその間に着地。すぐさま車に変形し、あの巨大生物のとこへ向かう。巨大生物の攻撃を交わしながら奴の足の下を潜り、ロボットに変形、腕を剣にし、奴の腕と斬り合う。たまにくる違う手の攻撃を交わしながら奴の隙を狙う。数十秒経ち奴が少しよろけた。反対の手を銃にし、奴の顎に頭発射。無事に倒せたみたいだ。

 俺はスキルに、言語理解、変形、コピーを選んだ。変形は知っているものならなんでも返信できると言う能力。そのため知識量により左右されるが、兵器などを趣味で大量に調べてた俺にはありがたい。俺は少女たちの前で車になりドアを開けて乗らせた。

「街はどこにある?」

「ここから南西に真っ直ぐ。」

「分かった。」

俺は森を潜り抜け、平野を走らせ約3時間街が見えてきた。

「嘘…こんな速く帰れるなんて。」

どうやらこの世界には車がないらしい。そうしてなんだかんだ俺は初めての街に着いた。



  

           次回「親友との再会」

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