第11話

ケニスは手を前に出し火の玉を作ると的に向かって投げた。火の玉は的にぶつかると小さな爆発を起こした。


「これが1番火属性の基本的に一番最初に使えるようになる攻撃魔法だな」


「技名とか無いんですか?」


光春は目を輝かせて聞く。


「技名はファイヤーボールだな」


「技名叫んだりしないんですか?」


「魔法は慣れてしまえば技名を特に言わなくても使える君もいつかできるようになるさ」


「回復魔法は…見せる必要が無いだろう」


「なんですか?」


「第一に今誰も怪我をしていないし回復魔法は誰でも使える訳じゃ無い、生まれながら使える者と使えない者がいるんだ」


ケニスは光春に弓矢を渡した。


「まずはやってみろ大丈夫だ怪我でもしたら私が回復魔法で治してやる」


光春は目をつぶり心臓から流れる血液を感じると同時に今まででは感じてきたことの無い感覚が光春から流れているのを感じる。


「いい集中力だ」


きっと魔力の高鳴りだろう自分に流れる魔力を手から、そして弓矢に伝える。


「黒炎…?」


光春は矢を飛ばすもあられもない方向へと矢は飛んで言ってしまった。

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