第9話
「君が協力してくれなかったとしても君の世界と私たちの世界二つの世界が滅んでしまうだけなんだけどね」
「脅しですか?」
「いいやそんな事はしないさ、ただ事実を言っただけだよ」
国王はワインを飲み干した。
「やります…」
「本当かい?」
「俺にせっかく頼んでくれたんだここでやらなきゃ後悔する気がする」
一呼吸おくほどの時間が経った。
「そうか協力的でとても嬉しいよ」
「そうだねだけど、君一人での旅は流石に辛いし寂しいだろう?だからメイドを君に一人つけるよここの世界の案内も含めてね」
「メイド?」
「この世界の分からないことは彼女に聞くといいよ」
「まぁ今後の予定は騎士団に任せてあるからここを出たら騎士団に向かうといいさ」
帰ろうと光春が席を立った時
「そうだ!名前を言ってなかったね僕の名前はファルシュ・ギルダここの国を納める王さ!よろしく」
「よろしくお願いします!」
光春は深く礼をした。
話し合いを終えると光春は城の門へとヘクサルによって転送された。そして門の目の前にはメイド服を着た女の人が光春を待っているようだった。
「お待ちしておりましたミツハル様、私今日からミツハル様に仕えるスナルト・アルカーナですよろしくお願いします」
アルカーナはぺこりとお辞儀をした。
「こ、こちらこそお世話になります」
と光春も堅苦しい挨拶で返してしまう。
「まずは騎士団まで行きましょうか」
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