第6話

「あれ?」


朝起きるとそこは伯父の家の天井だった。


「俺引かれて転生したはずじゃ…」


「はぁ〜生まれ変わって最高の人生にしようとしたのに…」


(でも今日から夏休みだ!)


「あっそう言えばエナドリ!」


下に降りて冷蔵庫を開けるとしっかりと昨日買ったエナドリがあった。


「あれぇ?どっからが夢なんだ?」


「夢がどうした光春?」


俺は伯父の家へと預けられている。


「いやなんでもないよ」


「そうか、もう俺仕事行くからこれでなんか飯でも食っとけ」


伯父は1500円を俺に手渡して仕事に行ってしまった



光春はしばらくゲームをしていた。


「腹減ったな…俺も出かけるか!」


(昨日の夢のせいでオムライス食べたいな)


家の鍵を閉めて近くのオムライス店まで歩いて向かった。


「オムライス1つ」


「かしこまりました」


光春はスマホを見ると変なニュース記事があった。


NK銀行横領か?3億円が一夜にして消える!


「へ〜あの銀行が…こりゃ大打撃だな」


「お待たせいたしました」


出来たてのオムライスが運ばれてきた。


「うまそ〜」


一口、また一口と食べる手は止まらないほど美味しかった。


「ご馳走様でした」


オムライスを食べ終えカウンターで支払いを済ませた。


「お釣りになります!」


お釣りを手に取り光春は陽炎がゆらゆら道を歩いて帰った。

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