第5話

「ふむ、話を聞いたところ君は異世界からの来訪者ということで合ってるかね?」


ケニスは真面目に光春の言ったことを聞いていた。


「まぁそう言うことになりますかね?」


「色々な事があって疲れただろう今日はひとりでゆっくりしなさい今日は私が金を貸してやるから宿屋にでも泊まって心の整理をするといい」


そう言うとケニスはいくらかのお金をくれた。


「これはここの世界で使われている金のゼムだこれは150ゼムあるなれないことも多いいと思うが少しづつ覚えていけばいいそれじゃ私は読書に勤しむとするよ」


「ありがとうございます!」


光春は金を受け取って騎士団を後にした。


「とりあえず状況を整理しよう…」


(俺は恐らく死んで最近流行りの転生をしたが、服もなかったし金もないしこの先働く場所もない今日みたいに親切な人達しかいないとは限らないなんせ魔法が使える世界だ…能力があれば悪用する人がいてもおかしくない)


「うーん…」


光春は考えながらとぼとぼと町をさまよった。


宿屋についてカウンターで部屋を借りた。


「80ゼムになります」


(ケニスさん余分にお金貸してくれたんだ…)


「お客様?」


「あっ、はい」


案内された部屋に行くとそこにはふかふかのベットの近くにはフルーツが置いてあったりととても充実した部屋だった。


「はぁとりあえず今日は疲れたし寝るか」


目をつぶると疲労からかすうっと眠ることが出来た。

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