第4話
「ここが騎士団かな?」
城に近い所に騎士団はあった。
「困り事かい?それとも依頼をしに来たのかい?」
受け付けにいる女性に聞かれた。
「ここの人に困ったらここを訪ねろって言われてて」
「あぁフィオレが言ってた子ねとりあえず入んなぁ」
俺をここに案内してくれた人はフィオレって言う名前なんだな、あんなに時間があったのにお互い名前も聞いてなかった。
騎士団の中は意外と賑やかで中には腕相撲をしていたりチェスのようなことをしている人もいた。
「なんか分からないことがあったらあそこにいる眼鏡のやつに聞きなそれじゃあたしは仕事に戻るから」
愛想の良い受け付けは仕事場に戻った。
「あのすいません」
光春が話しかけると男はこちらに顔を向けた。
「私の名前はケニス・アークライ話は聞こえていた何か聞きたいことがあるのだろ?」
ケニスが手を振ると光春の近くにある椅子が勝手に下がった。
「どうぞ」
マジックを初めて見た時のような顔を光春はしていたがケニスは気にしてないようだった。
「あ、ありがとうございます」
光春は椅子に座ると会話が始まった。
「それじゃ質問って言うのはなんなんだい?」
「ここの世界は魔法が使えるんですか?」
(当たり前のこと聞いちゃったかな?)
「当たり前だここでは魔法は子供でも使える」
「なぜそのような質問を?」
「気を悪くしたらすいません」
「大丈夫だ、だがそんなことを聞くなんてもしかして君は記憶喪失でもしているのかい?」
「困っているならしばらくは騎士団で面倒を見てやれるが…」
「いや記憶喪失では無いんですが……」
光春はここまで起こったことを思い出しながら丁寧と1から話して言った。
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