第7話 貴族になってみた
翌朝起きて皆が寝ているうちに王都に向かう
王都の方から煙が上がっている
別に助けに行くわけではないので走りはしない
王に恩を売りに行くだけだ。
王都に着き周りはグチャグチャに壊され
被害は大きそうだ。
魔物を討伐しながら王城に向かう
兵士が「冒険者の方ですか?」
「そうだが?」
兵士「王城が攻められていて助けてください」
数人の兵士と一緒に行く
兵士は役にたたなそうだ
魔物をみて「ひぃ!」と言っている
証人として大事だから守るが・・・
名乗っておくか
「俺はハルだ宜しくな」
兵士「こちらこそ宜しく頼む」
王城に着き魔物を討伐をしていく
俺が来た事が分かったのか
魔物が強くなり王城に侵入を開始する
俺達も王城に侵入して偉そうな人を助けて保護をしていく
王とその家族を保護し王の部屋に皆をまとめておく
魔物から守ってる感を出して、わざと魔物の攻撃を受ける
必死で守ってるという演技を続ける
「俺は冒険者のハルだ。ココは通さない!」
アピールを忘れない。
最後に王をかばって魔物の攻撃を受ける
王の娘をかばってと大忙しだな
大体、魔物の討伐を終えると魔物がいなくなっていく
俺が勝利宣言をする事にした
「俺達の勝利だ!!王を守りきったぞ!!」
これで良いだろう
その後、しばらくしてから王から召喚状を兵士が持ってきた
当日に王城に向かう個人的に謁見をしお礼を言われ、その後正式な叙勲式を受ける事となったが子爵と伯爵で意見が割れていたが王が「彼が私と娘達を命がけで庇いその礼が子爵なのか?私の命はその程度だと考えているだな。私は伯爵を与えるつもりだったのだがな。」
王族の価値はそんなものなのか!と言われ伯爵となった。
と聞かされた。
上手く演技が出来たみたいだぞ。
広い領地が貰えたのでさっそく引っ越しをした。
持ち物は収納があるから、ほとんどないんだけど
王都から近く馬車で1時間くらいの場所だ。
立派な領主城も手に入ったし。
リリにドレスを着せる。うん。よし!
「計画終了だ」
サヤ「え、ホントにコレだけの為に伯爵になったの?」
「そうだけど?」
「リリ散歩に行くぞ」
リリ「はーい。」
手を繋いで領地の観光をして歩く。
護衛は俺とサヤとミヤでする。
リリのドレスは青のグラデーションの様になっている
上の方は白っぽくスカートの方に行くほど青色だ
ピンク、黄色、紫と揃えてある。良いできだ。
問題なく1週間ほど経ち
この状況に戸惑っているのはリリとサヤだけだ。
ミヤとアスモは受け入れてる。
ミヤは状況を楽しんでいる
アスモは当然の事と思っているようだ。
リリは俺の娘だと思われていてお嬢様と呼ばれている
リリは違います。と否定するが俺が、そうだお嬢様だ失礼のないように!と言っている。
リリは諦めたようで、否定はしなくなった。
観光中もお嬢様と呼ばれて照れていた
照れている所も可愛い。
使用人達にリリは可愛くて人気がある。当然だ
意外なことにアスモも人気がある。
意外ではないか擬態で美男子だしな。擬態でな。
領主はアスモだと思われている。
それは俺が領主の仕事をしないのでアスモが仕事をしているからである。
元々悪魔の世界で貴族をやっていたんだから問題は無いだろう。
可哀想なのはミヤは獣人なので軽く扱われるので見ててイラッとする事がある。
サヤはマイペースで楽しんでいるようだ。
相変わらず4人で寝ているし
やっている事も変わらないがサヤの服が素材が良くなったせいか胸の触り心地も良くなった。そう、胸の突起が良く分かるようになったのだ。
毎日、リリとお風呂も日課だが人間の子供に比べて成長が遅いと悩んでいるみたいだ。
リリ「わたし背が大きくならない」
「他人と比べても仕方ないだろ。リリはリリだからな。。あまりすぐに大きくなっても俺が寂しくなるぞ。」
と言うと納得してくれた。
リリ「わかった。これからは気にしないよ」
素直で良い娘だ。
領地をやっぱりドレスで散策するのは危なそうだ、なので最近は庶民の服を着てリリと散策している。
お気に入りはやっぱり買い食いだ
肉串しだ日本でいうと焼き鳥という感じかな。
日本でもあるかも知れないが俺はしらないだけかも。
今日はサヤとリリで散策だ
サヤ「りりちゃんを毎回抱えてるけど歩かせなくて良いんですか?」
「え?問題ないだろ。日が暮れるぞ」
サヤ「その言い方ヒドイですよ」
リリ「・・・ヒドイです」
「悪かった。危ないからな!」
リリ「はい。」
サヤ「今日はどこに行くんですか?」
「知らんぞ?サヤが行きたいところに向かってるんじゃないのか?」
サヤ「え?わたし知らないですよ」
「俺も知らん。」
リリ「肉食べに行きませんか?」
ニコニコして言う
「そうだな。肉を食いに行くか!」
サヤ「甘すぎじゃないですか?」
「可愛いから良いんだ。」
サヤ「はぁ・・・」
肉を大量に買い食べ歩きを始める
「次は何を買う?」
サヤ「買いすぎです!まだ買うつもりですか!」
「サヤも買って良いんだぞ」
サヤ「太るんで止めときます」
リリ「え?太るなら、わたしも止めときます」
「サヤ余計な事を言うな」
サヤ「余計な事じゃないですよ。りりちゃんが太ってからじゃ遅いですよ」
「そ、そうだな。」
「武器屋でも行ってみるか?」
リリ「こわいです。」
「うん。止めとこう」
サヤ「な、何なんですか!?その親バカは」
「そうか?恐い物はしょうがないだろ」
サヤ「はぁ・・・」
「今日は魔法の練習じゃなかったか?」
リリ「そうでした!!アスモさんに怒られます!大変です」
急いで帰る事に・・・
アスモが外で待っていた
「待たせて悪かったな」
アスモ「いえ。待っていません。大丈夫です」
リリ「すみません」
アスモ「気になさらないでください」
「アスモ頼んだぞ」
俺とサヤは部屋に戻る
「そういえばミヤは?」
サヤ「買い物に行くって出掛けましたよ。肉を捌くナイフを見てくるって言ってました」
「そうか・・・久しぶりに2人だけだな」
サヤ「何かあやしい事考えてませんか?」
「ファッションショーでもするか?」
サヤ「しません!」
「2人の貴重な時間だぞ」
サヤ「・・・貴重ですね。そうですね」
「2人で風呂にでも入るか」
サヤ「入りません!」
「する事ないな。」
サヤ「仕方ないですね・・・」
「パンツでも見せてくれるのか?」
サヤ「何でそうなるんですか!見て嬉しいんですか?」
「チラッと見えるのが良いな!」
サヤ「ああ、前に言ってましたね。チラッとですか・・・それなら良いですけど、難しいです」
「考えると難しいな」
サヤが床に座ってみる
サヤ「どうです?みえます?」
「見えるがエロくないな」
サヤ「思い付かないです!」
「俺も思い付かないな、じゃ後ろから抱き締めて良いか?」
サヤ「え?それくらいなら良いですけど・・・」
後ろから抱き締めると胸を触る
サヤ「胸触りたかっただけじゃないですか!」
「いや。後ろから抱き締めたら胸があったんで・・・ついな。」
サヤ「毎回そう言ってる気がします」
抵抗しないサヤ
サヤ「満足しましたか?」
「揉んで良いか?」
サヤ「もう揉んでませんか?」
「一応了解を得ようかと」
サヤ「少しなら良いですけど」
しばらくして
サヤ「もう良いですか?変な気分になるので終わりです!」
「そうだな止めておこう。ありがとな。」
サヤ「満足して頂けて嬉しいです。」
「やさしいな。サヤは」
サヤ「そろそろ魔法の練習が終わる頃ですね」
「リリを迎えに行くか」
サヤ「ホント親バカですね。迎えに行くって庭じゃないですか」
「庭でも広いだろ」
サヤ「じゃあ、わたしも一緒に行きますよ。りりちゃんが来るまで、わたしが腕を組んでいます。」
「ああ、良いぞ」
リリを庭まで迎えに行く2人
階段を降りて歩いて約5分
まだ練習中だったので椅子に座って待つ事に
何か魔法は俺より出来るんじゃない・・・
やっぱり上級悪魔は強いね。
俺のは魔法を具現化だからね・・・
こっちに気づいてリリが走って近付いてくる
リリ「とと様!」
誰?!俺か?
抱き付かれる。俺だったか
リリが「あっ!」っていう顔をした。
リリ「すみません。間違えました」
「別に何て呼んでも良いぞ」
リリ「有り難う御座います。たまに呼ばせてください」
「お父さんをそう呼んでたのか?」
リリ「はい。」
お父さんと思われ出してるか
結婚も子供もいないのにな・・・
リリ子供のようなものだ。うん。
「アスモ、ありがとな。」
アスモ「とても上達が早いですね」
リリが笑顔になる
「そうか。見てて俺もそう思ったぞ」
リリの頭を撫でる
「俺よりも魔法が上手だな。」
リリ「え?そんな事はないです」
アスモ「それは無いかと・・・」
サヤ「親バカですね」
「俺がそう思っただけだ」
部屋に戻る
「運動したから汗かいたろ?」
リリ「はい。」
「お風呂に入るぞ」
リリ「はーい」
リリの服を脱がす
相変わらずキレイな肌だね美白ってやつですかね。
「リリは日焼けとかした事は無いの?」
リリ「無いと思います」
「美白で良いな。可愛いぞ」
リリ「前も言いましたけど、そう言ってくれるのは、とと様だけです」
「そんな事はないと思うぞ。みんな言わないだけだ」
リリ「それなら嬉しいです」
髪の毛と体を洗い一緒に風呂に浸かる
リリ「膝の上に座っても良いですか?」
「いいぞ?」
リリ「やったー」
こんな事で喜んでくれるのか。
頭を撫でる
リリ「ありがとうございます」
「膝の上くらいいつでも座って良いぞ」
リリ「はいっ。」
「そろそろ出るか」
パジャマに着替えをさせて
夕食を食べる
最近は調理専門の人が作ってくれる
味は勿論専門なので美味しい
リリは先にベッドに行き寝てしまった
サヤと話をしているとミヤが帰ってきた
ミヤ「道に迷ったっす」
サヤ「え?何やってるの。ばかネコ」
ミヤ「初めての土地っすよ」
サヤ「領主の家って言えば教えてくれるしょう」
ミヤ「獣人なんで、あまり人に聞けないっす」
サヤ「そう言うものなの?」
ミヤ「あまり良い顔はされないっす」
サヤ「次からは、わたしが一緒に行きます」
ミヤ「え?ありがとっす。何か良い事でもあったっすか?」
サヤ「・・・ないです!」
ミヤ「それにしては顔が赤くなったっすよ」
ミヤがこっちを見てくる・・・何で俺。
ああ、抱き付いたなさっき
「こっちを見るなよ。」
ミヤ「サヤに何をしたんすか?」
「特に何もしてないぞ?買い食いくらいか」
ミヤ「買い食いっすか!!何食べたんすか?」
「肉串しだ」
ミヤ「えーーーズルイっす!」
「じゃあ今度2人で出掛けた時に食べてこいよ」
ミヤ「やったー!!」
「ミヤ、夕食を食べちゃえよ。サヤはお風呂に入れよ」
サヤ「入ってこないで下さいよ」
「分かってるよ」
ミヤ「ごはんっすー」
「俺はベッドで横になってる」
気づくと寝ていた。
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