第4話 初めての外泊とケンカ?!

翌朝、一人でウルフがいる場所に行き


自動迎撃システムをイメージして具現化する


現代人の最大の強みだね。


正確に作動するか確かめる弾はファイアショットの小型版で試してみる。


歩きウルフが出てくるのを待っていると


襲ってきた。


自動で毎分4500発で迎撃してくれるはず


頭上からほぼ火炎放射状態だった・・・


イメージと違うな。


弾をアイアンショットにするか・・・


また歩きだしてウルフが襲ってくるのを待つ


しばらく歩く


ウルフが襲ってくると同時に迎撃してくれた。


イメージ通りになったが貫通してしまうので


調整して当たると炸裂するようにした。


普段は作動しないようにしておく。


安全対策として仲間には当たらないように設定


作動条件も設定しておく自分に向けられる殺気、闘気に反応するようにする。


完璧だ。と思う。


家に帰るとみんな起きて俺の帰りを心配して待っていたみたい。


サヤ「昨日の夜は意地悪いってすみませんでした。でも、胸は・・・ちょっと。」


ミヤ「胸?ハルさんが見たいんすか?触りたいんすか?どうしたんすか?」


サヤ「だまっててバカねこ」


「怒ってないぞ。散歩してきただけだ」


ミヤ「朝食出来てるっすよ」


「さすがだなマヤ。助かるぞ」


サヤ「わたしも、早く作れるようにならないと・・・」


と、小さい声で呟く


「朝食を食べ終わったらギルドに行くか」


サヤ「やっと働く気になってくれたんですね。良かったです」


ミヤ「はいっす」


「やっぱりギルド行かないでダンジョンって所に行ってみるわ」


サヤ「良いですね」


ミヤ「了解っす」


朝食を食べ終わり


ダンジョンへ向かう


中はやっぱり暗いのか・・・


木の棒を3本用意して木の先端にライトをイメージして具現化する。


ミヤ「凄いっすね」


サヤ「明るいですね。スゴいです」


先に進むと魔獣が襲ってくる


サヤが前衛でマヤが隙を狙ってナイフで刺す


怪我をしたら俺が治癒魔法で回復する


先に進むと魔獣の強さも強く、数も多くなってきた。


サヤ「だんだん辛くなってきました」


「サヤ下がって良いぞ」


サヤ「はいっ!」


アイアンショットを放つ


ミヤが倒した魔獣や素材を回収している


サヤはお宝を回収している


どんどん進む


迎撃を使う事にした


近寄ってくる魔獣達を迎撃する


サヤ「何ですかそのおかしな魔法?武器?は!!?どんどん進化してるんですけど。」


「ああ、自動迎撃システムって言うんだけど。」


サヤ「聞いても分かりません」


ミヤ「格好いいっす」


楽々と進めるようになった。


振り返って


「サヤ、この先に何があるんだ?」


サヤ「知らないで来たんですか?わたしも知りませんけど?」


「じゃあ帰るか」


ミヤ「魔獣もいっぱい捕れましたしね」


サヤ「そうですね。十分稼げましたね」


「帰る途中でギルドに寄って聞いてみるか」


ダンジョンから出て熊に襲われていたパーティとまた会った。


「また、会ったな」


男「良く会うな。」


「ダンジョンの奥って何があるんだ?」


男「ダンジョンによっても違うと思うが、ボスとか宝とかかな?」


「いつも情報を助かるぞ、ありがとな」


男「いや。みんな知ってる事だしな」


「そうなのか。でも助かるよ。またよろしくな。」


男「こちらこそな。」


男と別れ家に向かう


「情報を手に入れたし家に帰るか」


ミヤ「帰ったらお風呂っすー」


サヤ「疲れたんで休みたいです」


家に着きサヤはベッドで横になり、ミヤはお風呂へ向かう。


俺はサヤの隣で横になり


「何か良いお宝あったか?」


と、抱き付く


サヤ「きゃ。何をどさくさに紛れて抱き付いてるんですか!」


と言いながら嫌そうにしないサヤ


そのまま答える


サヤ「なかなか良い物が結構ありましたよ」


「そっか、良かった。」


サヤ「そろそろ満足出来ましたか?」


「もう少しだな。」


サヤ「もう終わりです。」


「そうか。」


癒されたので素直に退いて部屋を出るハル


サヤ「え、もう行っちゃうの!?」


と小さい声で呟き残念そうにする。


キッチンでコップに紅茶を入れる


サヤの分も入れた


サヤの居るベッドに戻り抱き上げてテーブルの椅子まで移動する


サヤ「えっ?急に何ですか!ビックするじゃないですか」


内心は嬉しいサヤ


「紅茶を一緒に飲もうと思ってな。」


サヤ「こうちゃ?ですか?」


「熱いから気を付けろよ」


紅茶を飲みながらくつろぐ


サヤ「ありがとうございます。」


「お前と話をしてると面白いからな」


サヤ「それって褒めてるんですよね?」


「勿論。褒めてるぞ」


サヤ「ならいいですけど。」


「あと、可愛いし、癒されるな」


サヤ「な。な。何を言ってるんですか!?」


頬が赤くなり照れる


「あははは。」


サヤ「からかってますよね?もぅ」


頬が膨らむ


「いや。ホントに思ってるから。」


紅茶を飲んでみるサヤ


サヤ「コレ香りが良いですね。落ち着きます」


「今度用意しておくから好きに飲んで良いぞ。たまに頼むかもしれないから頼むな。」


サヤ「はい。勿論です!」


「で、ダンジョンはまだ行った方が良いのか?終らない気がするんだが」


サヤ「お金が無くなってきた時にダンジョンに入れば良いのではないでしょうか」


「そんな感じで良いんだよな?ダンジョンは正直つまらなかったぞ」


サヤ「つまらなかったって、何ですか。」


「俺、何にもしてなくないか?歩いてただけだぞ」


サヤ「ハル様が強すぎるんですよ!」


「原因は俺か?」


サヤ「・・・すみません。」


「ウ~ン・・・」


サヤ「そうです。魔物が弱すぎたんですよ!ハル様のせいじゃありません!」


「サヤは優しいな」


立ち上がりサヤの後ろに立ち頭を撫でる


サヤ「やめて下さい。バカねこ見られたら恥ずかしいですよ」


「そうか・・・」


自分の座っていた場所にもどる


サヤは顔は残念そうである


「明日は何をする?」


サヤ「わたしは、特に予定はありませんよ」


「俺も何もないんだが・・・じゃあ、またファッションショーか?」


サヤ「絶対に嫌です!最後だって言いましたよ」


「あんなに可愛いのに勿体なくないか?」


サヤ「え?勿体無いって何ですか?!」


「可愛い時期はすぐに終ってしまうぞ」


サヤ「・・・可愛い時期ですか。そうですね・・・いや。騙されませんよ!恥ずかしいので、い・や・で・す!」


「じゃあ、次はマヤのファッションショーだな」


サヤ「何でそうなるんですか・・・もぅ!」


「サヤが着てくれないならマヤに頼むしかないだろ」


サヤ「もう知りません!!勝手にしてください。」


「悪かった。ファッションショーは無しだ!」


サヤ「知りません。」


「機嫌を直せよ。デザート今日も作ってやるぞ?」


サヤ「知りません!」


サヤの隣に立ちサヤを持ち上げて立たせ抱き締めて背中をトントンと叩く


「落ち着けよ、な?」


サヤ「知りませんー。」


効果は分からないが仕方ないので


サヤの頬にキスをしてみた。


サヤ「な、な、な、何をするんですか!!」


顔が真っ赤になったサヤ


「嫌だったか・・・悪かったな。」


真っ赤になるほど怒ったか。と勘違をし落ち込むハル


しばらく、サヤに近付くのを止めとくか。


家の外に出て行く


サヤ「嫌じゃなくビックリしたんですけど・・・恥ずかしいし」


と独り言を呟く


家の隣に部屋を作ってそこにベッドを作り横になる


今日はココで寝るか。


横になってると寝てしまい朝になっていた


朝になってたか・・・


久しぶりに一人で寝たな


家に入るとサナがテーブルで寝ていた


何でこんな所で寝てるんだよ


サヤを抱えベッドに寝かせた


ミヤはちゃんとベッドで寝ているな。よし。


町を散策するか・・・


武器屋を見たり服を見たり時間をつぶす


昼になりウルフが出る場所に行き肉を焼いて1人で食べる


魚釣りでもするか!


釣りざおを具現化してミミズを付けて釣ってみる


しばらくするとアタリがあった


タイミングを合わせて釣れた!


夕方まで釣って15匹釣れた


食えるのか分からないが・・・


家に帰ってみるとマヤが心配そうに近寄ってきた


ミヤ「どうしたっすか?問題っすか?」


「いや、サヤを怒らせたみたいで、そっとしておこうと思ってな」


ミヤ「ハルさんが心配でサヤが探しに出てるっすよ」


「ミヤにも心配掛けたな。悪かったな」


ミヤ「ホントっすよ。捨てられたかと思って泣きそうでしたよ。サヤは泣いてたっすけど。」


「それはヤバイな。」


ミヤ「ヤバイっすよ」


「ミヤに気を遣わせるのは悪いから解体場で解体でもしててくれ。」


ミヤ「気まずいっすもんね。解体場に行ってるっす」


ミヤは解体場へ行く


しばらくするとサヤが勢いよくドアを開け泣きながら


サヤ「ハル様は帰ってきた?!」


「戻ったぞ。」


サヤはその場で泣き崩れた。


サヤ「ハル様の、ばかぁ!」


「ああ、そうだな。悪かった」


サヤ「ハル様の・・・」


「もう泣き止め」


サヤ「しりません・・・」


「サヤを怒らせたと思って、そっとしとておこうと思ってな」


サヤ「怒ってなんていませんでしたよ」


「顔を真っ赤にして怒ってただろ」


サヤ「あれは・・・急にキスをされて・・・恥ずかしくて真っ赤になっていただけですよ!!なので怒ってません!」


「嫌で怒って真っ赤になってたんじゃないのか。俺の勘違いか。心配掛けて悪かったな。」


サヤ「ホントに心配したんですからね!もぅ!」


頬を膨らませ怒ってるアピールしている


膨らませてる頬にキスをまたした。


また、顔を真っ赤にして


サヤ「ま、ま、またですか!!何をするんですか!急に」


「嫌じゃないって言ってたし、機嫌なおると思って」


サヤ「嫌じゃないって言いましたけど・・・恥ずかしいんです!」


「機嫌はなおったか?」


サヤ「まだです・・・ぎゅっとしてくれたらなおるかもです。」


「じゃあ、立ってくれないと抱き締めれないぞ」


サヤが立ち上がるり抱き締める


「これで機嫌なおったか?」


サヤ「はい。もう一回キスをしてくれたら完璧です。急にされたんで良く分からなかったです」


赤らんでいる頬にキスをする


サヤも抱き締めてきた。


サヤ「もう、落ち着きました。ドキドキですが。」


「それ落ち着いてないだろ」


サヤ「仕方ないです。キスをされたんですよ?」


「紅茶でも飲むか?」


サヤ「はい。ありがとうございます。落ち着くと思います」


そこにミヤが入ってくる


ミヤ「終ったっすか?お腹空いたっすよ」


サヤ「見てたの?ねぇ。見た?聞いてたの?バカねこ」


ミヤ「見ても聞いてもないっすよ」


サヤ「なら良いですけれど・・・でも、タイミングが良すぎじゃないの?」


ミヤ「えっ!・・・気のせいっすよ!!抱き合ってる所なんか見てないっすよ!」


サヤ「!?・・・抱き合ってる?見てたのですね!?バカねこ・・・」


ミヤ「あ!?」


サヤ「なんで抱き合ってるってると?」


ミヤ「そんな気がしたっす」


サヤ「へぇ・・・そんな気がするものなんですね。」


ミヤ「それより、お腹が空いたっすよ~」


「夕食が出来たぞ。時間無いから簡単なのしか作ってないけどな」


ミヤ「いやった~っす!!食事っす。」


「目玉焼き、魚の塩焼き、スープ、パンだ。魚はさっき川で釣ってきたぞ。」


ミヤ「魚釣りずるいっす。わたしも、連れていって欲しいっす」


サヤ「!?わたしも、行きますよ!!」


「今度、気が向いたらな。」


食事が終わり皆ベッドで横になる


「明日はちょっと森の方まで行ってみるか」


サヤ「はいっ!一緒に行きます。」


ミヤ「行くっす。」


「じゃあ、そろそろ寝るか」


ミヤ「はいっす。眠いっす」


サヤが手を握ってきた


機嫌は直ったか・・・

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