第3話 初めてのお休み

翌朝、サヤは昨夜の事を思い出しているのか


顔を赤らめて恥ずかしそうにして目を合わせてくれない。


こういう時はこっちから声をかけるべきか。


「サヤ良く寝れたか?」


サヤ「は、はい。良く寝れました。」


「じゃあ、機嫌も直ったな!」


サヤ「機嫌は元々悪くないです。」


朝風呂から出てきたマヤ


マヤ「朝からお風呂いいっすね。家があると違うっすね!」


サヤ「ぎゃーーー!!」


Tシャツ1枚とパンツ姿で出てきたミヤを見てサヤが悲鳴をあげる。


ミヤ「何すか!?どうしたっすか!?」


サヤ「ばかネコ変な姿で現れないでください!!」


ミヤ「変な姿でって何すか!?いつも寝る時この姿っすよね?」


サヤ「ハルさんに部屋着を貰ったじゃないですか!」


「下着を見られた本人じゃなくて何でサヤが悲鳴をあげるんだよ」


サヤ「・・・何となくです。」


ミヤ「そうっすよ。わたしは気にしないっす。」


サヤ「気にしなさいよ!ばかネコ。」


良いと思うけど。パンツがチラッと見えて良いね!


うん。胸ポチも出てて良い仕事してるね。


サヤ「ハルさん!!あんまりばかネコを見ないでください!!」


「見るでしょ普通。男なら」


サヤ「ばかネコ、早く着替えてきなさい!」


ミヤ「最近うるさいっすね。」


サヤ「誰のせいですか!」


ミヤ「ご飯できてますよ!早く食べちゃうっすよ」


「朝食たべるか!」


ミヤ「用意しまーす!」


着替えずに配膳するミヤ


ジト目で見てくるサヤ


「良い眺めだ」


サヤ「ああいうのが、お好みで?」


「良いんじゃない?」


サヤ「そーですか。わたしも、ああいう格好をした方が良いですか?」


「え?するの?」


サヤ「しません!恥ずかしいです!!」


「俺が記憶失った日、ああいう格好だったよね?」


サヤ「あの服しか無かったですから!仕方なしです」


「懐かしいなー」


サヤ「ありがたみが無くなりますよ!」


「良い事いうね!毎日見てたら飽きるな」


サヤ「ですよね!?ね!!そうでしょ!」


「じゃあ、たまに宜しくな!」


サヤ「え?!えーーー何でですか!?恥ずかしいのでしないですよ。」


「そっか。残念。」


サヤ「たまーーーーーーにですよ。少しですからね!一瞬ですよ。」


良いんかい!面白いなサヤは。


サヤ「わたしが巨乳になった時にお披露目します。」


「無いわー」


サヤ「ヒドイです!!わたし今、成長期ですよ!」


「いや。俺、巨乳苦手だから!お披露目されても引くわ」


サヤ「え?そうなのですか!?ホントです?」


「無いよりはあった方が良いけど。巨乳は無理だわ俺。」


サヤ「そうなのですね・・・」


ニヤニヤするサヤであった。


サヤ「さー朝ごはん食べちゃいましょう!」


ご機嫌なサヤになった。


もう昼近いけどね。


サヤ「今日は何します?」


「もう昼だぞ?出掛けるのだるくない?」


サヤ「働かないと!お金ヤバくないですか?!」


マヤ「お休みが良いと思います!」


「俺も賛成です!」


サヤ「仕方ないですね。お休みにしますか・・・」


マヤ「ありがとっす!」


「うん。ありがとう。サヤくん」


サヤ「って、わたし決定権ないですから!決めるのはハルさんです」


マヤ「昨日の続きの解体やってくるっす」


「さすがに着替えていけよ」


ミヤ「はーい。」


ちゃんと着替えたミヤが解体場へ行く


ちゃんと働くなミヤ


「俺たちは何するよ」


サヤ「知りませんよ!休みにしたのはハルさんです。」


「じゃあ、風呂でも入るか?」


サヤ「まだお昼ですよ。入りません!」


「ヤバイぞ!やる事がないぞ」


サヤ「知りませんよ。」


「サヤと一緒なら楽しいと思って休みにしたんだが」


サヤ「嬉しいのですが。なんです?その責任転換的な言い方は。わたしに、どうしろと?芸なんて出来ませんよ。」


キャミソールを出して


「コレ着てみ」


サヤ「なんです?この露出度が高い服は」


「サヤに似合うと思って用意した!」


サヤ「仕方ないですね。今回だけですよ」


寝室に入って着替えて出てくる


おぉ。胸ポチがないぞ。失敗か!?


床に落ちた物を拾った時に見える生胸ポチ!


良い物が見れた。手を合わせておこう


サヤ「どうなんですか?満足してもらえましたか?」


「とっても満足です。チラッと見えた胸が良かったです!」


サヤ「どこ見てるんですか!!いつ見えたんですか!?」


「物を拾う時にチラッと見えた。最高だったぞ」


サヤ「はぁ・・・よかったですね。」


「おう。よかったぞ!もう一回何か拾え」


サヤ「遠慮しておきます。たまに見えるのが良いんですよね?」


「そうだな。」


サヤ「では、着替えてきます」


そういって寝室に行き部屋着に着替え出てくる


水着を用意して待つ。


サヤ「えっ!?まだあるんですか?って、下着じゃないですか!」


「違うぞ。水遊びする時に着る服だぞ」


サヤ「ホントに最後ですからね!!特別ですからね。」


また、寝室に行き着替えて恥ずかしそうに出てくる。


「サヤは実はスタイル良いのかもな。」


サヤ「実は、って何ですか!・・・スタイル良いんですかね?」


顔を赤らめ恥ずかしそうに言う


「お腹辺りも、しまってクビレもあるし筋肉質って感じでもなく柔らかそうだしな。おへそ辺りがエロいな。」


サヤ「そんな感想聞いてません!あまり嬉しくない褒め方です。」


「服全部プレゼントだ。着て良いぞ。」


サヤ「こんなの着ていく場所ありません。恥ずかしいです。」


「まぁそうだろうな。回収しとくか。」


サヤ「残念ですが、そうしてください。」


「良い目の保養になった。ありがとな!」


サヤ「お役に立てて良かったですよ。まったく。」


怒ってるようでニコニコしてるサヤ


ハルが自分を見て満足そうなのでサヤも満足している。


「ミヤはまだ帰ってこないのか」


サヤ「何でココでばかネコが出てくるんですか!」


「いや。まだ解体してるのかと気になってな。」


サヤ「そうですか。見てくれば良いじゃないですか。」


「じゃあ、見てくるか。」


サヤ「……」


解体場に向かうハル


「まだ、解体してるのか?」


ミヤ「あ、ハルさん。夢中になっちゃって。」


「ミヤは真面目だな」


ミヤ「そんなことないっすよ」


「そんな君に解体ナイフをプレゼントしよう」


皮剥ナイフ、バラシ包丁、牛刀など


ミヤ「えっ!?こんなに良いんですか。大切にするっす」


「研ぎ石も付けよう。」


ミヤ「助かるっす」


「他に何か足りない物あるか?」


ミヤ「大きい、まな板があれば助かるっす」


サイズを聞き、その大きさの、まな板を出した


ミヤ「これでもっと、はかどるっす」


防水性のエプロンを5枚だす


「これも必要だろ。古くなったら言ってくれ。また、出すぞ」


ミヤ「え?コレ良い感じです!」


「まだ、解体するのか?」


ミヤ「区切りの良いところまでやっちゃうっす」


「ほどほどにな。」


ミヤの頭を撫でる


顔を嬉しそうに顔を赤らめて恥ずかしそうにする


ミヤ「はいっす。」


部家に戻るハル


機嫌の悪そうなサヤが寝室に居る


サヤ「はぁ・・・」


ハルが戻ってきたのに気づいていない様子


サヤ「わたしを見て喜んでくれてたのに・・・お世辞だったのかな・・・はぁ・・・」


「そんな事ないぞ。」


サヤ「えっ!?いつから、そこに居たんですか!?」


「今、戻ったところだ。何を悩んでいるんだ?スタイルか?スタイルならさっき言った通り、お前はスタイル良いぞ。」


サヤ「あ、ありがとうございます。」


嬉しそうに顔が赤くなるサヤ


「夕食の準備でもするか。」


シチュー、パン、鳥の丸焼きを作った。


シチューはズルして出した。


サヤ「何かいい匂いがします・・・」


「味も良いと思うぞ」


サヤ「ハル様が作ったんですか?!」


「ああ、作ってみた」


サヤ「料理出来たんですね・・・スゴイです」


サヤ(わたしも料理出来ないとマズイですね…ばかネコに教えてもらわないと。)


「適当に作ってみただけだぞ。」


サヤ「適当に作ってこの出来ですか。」


「サヤ先に風呂入っちゃえよ」


サヤ「そう言ってまた、入ってくる気じゃないですか?」


「大丈夫だ。安心しろ。」


サヤ「じゃあ、入ってきます。」


お風呂に向かうサヤ


風呂場で体を洗うが・・・ハル様遅いですね。


と、期待してるサヤ。


お風呂に浸かり残念そうにしている。


しばらく待って風呂を出る


リビングに向かう


サヤ「今日は覗きに来なかったのですね。」


「覗きって言うなよ。」


サヤ「すみません。来てくれなかったのですね。」


「何だよ期待してたのか」


サヤ「あ、期待はしてなかったですけど・・・」


「デザートを作ってたんだ。」


フルーツゼリーを見せる


サヤ「何ですかコレ。キレイです!食べられるんですか!?」


「ああ、食べれるぞ。甘くて美味しいはずだ。」


サヤ「楽しみです!早く帰ってこないですかね、ばかネコ」


「俺が呼んでくるよ。」


サヤ「え。何でわざわざハル様が。」


「腹減ったし」


解体場へ向かうハル


「まだ解体してるのか?」


ミヤ「もう終わったっすよ。これから夕飯つくるっす」


「お前は働き者だな。良い嫁さんになるな。」


また頭を撫でる


モフモフが気持ちいい


顔を赤らめ照れるミヤ


ミヤ「照れるっすよー」


「今日は俺が飯作ったぞ。早く風呂に入ってこいよ」


ミヤ「えっ!?ハルさんの手作りっすか。嬉しいっす。楽しみっす」


慌ててエプロンを片付け包丁、まな板を洗って片付ける


「先に帰ってるぞ」


ミヤ「はいっす。」


また、機嫌が悪そうなサヤがいた


何なんだこいつは。女心が分からないハルだった。


サヤ「どうでしたか?ばかネコは。」


「ああ、頑張ってたぞ。アイツは働き者だな。良い嫁さんになるな。」


サヤ「!?。良い嫁さんですか。じゃあ、マヤを嫁にすれば良いじゃないですか!」


「何を怒ってるんだ?」


サヤ「自分でも分かりません!」


「そっか。そう言う日もあるかもな。いつもは、お前は優しいもんな。」


サヤ「ありがとうございます。」


ミヤ「戻りましたっす。お風呂に入ってきます」


「おつかれさま。ゆっくり入ってこいよ」


ミヤ「はいっす。」


マヤが風呂から出てきてTシャツにパンツ姿で出てきた


サヤ「はぁ・・・またですか!ばかネコ」


「目の保養に良いじゃん。」


余計なことを言うハル


サヤ「そうですか。さっきも目の保養してましたよね。わたしで」


「そう怒るなよ。飯にするぞ。」


ミヤ「やったっす。ごはん!」


サヤ「美味しいです!スゴイです」


ミヤ「この白いスープスゴく美味しいっす」


デザートをだす


ミヤ「何すか、このキレイな物は食べられるんすか?」


サヤ「勿体ないですけど食べてみます」


ミヤ「美味しいです!初めての食べたっす」


サヤ「どうやって作ったんですか。わたしも覚えたいです」


ミヤ「わたしも覚えたいっす」


「今度、気が向いたらな」


無事に美味しく出来てたみたいだな。


片付けも終わり


「さぁ寝るか。」


皆ベッドに横になり寝るが


1日ハルは何もしてないので寝れない・・・


ミヤは、もう寝息が聞こえている


サヤは、まだ寝れてない様子


そうだ、頭を撫でて欲しいって言ってたな


暇だったので頭を撫でる


サヤ「きゃ。何ですか、いきなり。」


「お前が言ってたんだろ。頭を撫でてくれって」


サヤ「あ、そうでした。」


「お前の髪の毛はサラサラで良い香りだな」


サヤ「ありがとうございます。」


しばらく撫でていると寝息が聞こえる


何だよ。もう寝たのか・・・


そういえばサヤのお腹柔らかそうだったな・・・


そっと触ってみる。


サヤ「な、な、なに触ってるんですか!くすぐったいんですけど」


「起きてたのか?」


サヤ「わたしが寝てる時いつも触ってるんですか!?」


「そんな分けないだろ。さっきお前のお腹見て柔らかそうだったからついな。」


サヤ「ついじゃありませんよ。ヒドイです」


「そんなに嫌だったか。悪かった。」


サヤ「いえ。わたしのお腹がぷよぷよみたいな言い方でしたので・・・。で、どうだったんですか?触り心地は」


「いや。よく分からなかった。触ったとたん起きたからな」


サヤ「ちょっとだけなら触っても良いですよ。特別ですからね」


お腹を出す


「え。生で触って良いのか?」


お腹を撫でる。


柔らかくて、温かい


サヤ「くすぐったいです。おへそ触らないで下さい!」


「胸より柔らかいな」


サヤ「何ですかその感想は!ヒドイです。最悪です!もう触らせません!」


「悪かった。冗談だ」


サヤ「ヒドイ冗談です。泣きそうになりました」


「最近、毎晩お前とずっと話してるな。」


サヤ「え。あ、そう言えばそうですね」


「楽しいな」


サヤ「わたしも楽しいです。」


機嫌がなおったようだ


「さっきは悪かったな」


サヤ「わたしの胸も柔らかいと思いますけどね」


「ああ、そうだな柔らかいし形も良いしな。」


サヤ「何て返事をしたら良いか分かりません!褒めても胸は触らせませんからね。」


「じゃあ。ミヤの胸でも触るか。」


サヤ「じゃあ、わたしの胸をってなりませんからね!どっちも触らないで下さい!!まったく。」


「そうですか、残念です。」


サヤ「そんなに落ち込まないでくださいよ!」


「じゃぁもう寝るか」


サヤ「そうですよ。もう寝ましょうよ。約束通り、わたしが寝るまで頭を撫でてください。」


「わかった。早く寝ろよ。」


素直に頭を撫でるハル


すぐに寝るサヤ。


俺も寝るかぁ~

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