【和風F】【中華F】龍を見に行きました@建仁寺西来院
先週金曜日に四条通に行く用事があったので、少し足を延ばして建仁寺に行ってきました。
目的は龍の絵を見るためです。
鷲生はせっせと龍が登場する和風ファンタジー小説を書いておりますので、その取材(?)です。
中華ファンタジーにも龍は登場することが多いですし、こちらでも参考になるかもしれません。
実は京都に住んでいてもほとんど建仁寺に行ったことがありません(見たいと言ってた人に連れられてちょっと見たくらいです)。
鷲生は平安時代までが興味関心の対象で、武士が登場してからの日本文化にはあまり……。
なので禅寺とか行くことがないんです。
ですが、龍の絵というのは禅寺に多いのだそうで(※1)。
四条に出たついでに行くなら建仁寺だと思い立ったのです。
ところが。
建仁寺についてみると、金曜と土曜が仏教行事のために龍の絵がある場所が拝観できないというお知らせの紙が貼られていました。
いや、寺院はそもそも宗教施設ですから、観光客よりそちらを優先するのが筋だと思いますが……。
Webサイトにでも告知していただきたかったかな……(※2)。
鷲生は京都に住んでいるからまた出直して来ればいいやと考え直せますが、遠方から何万円単位で旅費をかけて来た人とか気の毒ですよ……。
ただ、助かったのは、2024年には建仁寺塔頭の西来院が特別に公開されており、そちらにも龍の絵があるということ。
鷲生は建仁寺の海北友松の襖絵の龍を見るつもりでいたので、西来院の現代の画家さんの作品はどうかなと思いましたが、いやあ大きくて迫力満点でしたよ!
ファンタジー小説の取材としては上々でした!
今回の西来院の公開では、入口でブルーボトルコーヒーの移動販売車が出ており、そこのコーヒーと飲みながらお庭が見られることになっています。
本当、小さなテーブルとかも用意されていてお庭とコーヒーが一緒に楽しめる趣向です。
(ただ、鷲生は不眠症なので午後の遅い時間にカフェインの入った者は飲まないことにしているので、スキップしましたが)。
お庭は、禅宗寺院らしい枯山水の白砂利が目に眩しく、そこに青紅葉がかかってとっても清らかな美しさ。
この南のお庭とは別に北の坪庭もありますが、こちらは竹が植わってこちらもすっきろとしたお庭です。
あ、写真をXに投稿しています(※3)
こうしてお庭を眺めながら建物に入ってふと見上げると、天井に巨大な龍が!
本当に大きくて見つけた時には結構驚きました(写真は※4)。
小説の参考にとしげしげと見ていたんですが、顔だけで人間一人分くらいの大きさ、長く描かれている角もいれれば人間二人分くらいの大きさです。
ぐるんと巻いた胴体も巨大!
広間の天井の端から端まで使い切って描かれた堂々たる龍でした。
三川みりさんの『龍の国幻想』シリーズの龍は、人が抱えられるくらいの大きさだったりしますが(そしてその龍と主人公とで友情のようなものが芽生えるのですが)。
鷲生は何となく龍というのはかなり大きな生き物というイメージがあったので、今回の龍の絵で頭の中のイメージがぐっと具体的になりました。
(鷲生の書くものの中では龍は雨を降らせてくれる役割を担うだけで、別に人間と直接やり取りもしないので、単純に大きくて済むんです)
龍は架空の生き物ですから実物にはお目にかかれませんが。
こうしてどーんと描かれた作品を目にすると想像がはかどります。
また機会を改めて建仁寺の海北友松の襖絵や、相国寺など別の禅寺のも見て回ろうと思います。
※1 「龍」「禅寺」のワードで検索すればたくさん説明が出てきます。
ここでは京阪電車の運営しているサイトのものをあげておきます
「第百四十八回 京の雲龍図(うんりゅうず)|京都ツウのススメ」
https://www.okeihan.net/navi/kyoto_tsu/tsu202011.php#:~:text=%E9%BE%8D%E3%81%AF%E4%BB%8F%E6%95%99%E3%82%92%E5%AE%88%E8%AD%B7,%E3%82%8C%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%A7%E3%81%99%E3%80%82
※2 建仁寺ウェブサイト
https://www.kenninji.jp/
鷲生は前日、アクセスを確認するためにこのサイトをチェックしましたが、拝観制限のお知らせはなかったかと思いますよ……。
※3 お庭の写真をXに投稿しています。
https://twitter.com/washu72802210/status/1781647372667515370
※4 龍の絵をXに投稿しています。
https://twitter.com/washu72802210/status/1781648513241407957
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