【和風F】【中華F】天平衣装を着ました!@「平城のとよほき」

 3月23日・24日に開かれた、奈良時代を体験するイベント「平城のとよほき」に行ってきました(※1)! 


 奈良時代のあれこれを体験できる盛りだくさんなイベントです。

 時間が決まっているのが「七弦琴コンサート」と「古代貨幣の鋳造体験」。

 その合間の約30分で、「古代部屋フォトブース」で記念撮影をしました。


 パンフレットには「古代のしつらえで記念撮影をしよう。古代部屋を公開し、天平人っぽくなれる小物をお貸しします(※衣装の貸し出しはありません)」と記載されています。


 こうして「衣装の貸し出しはありません」と書いてありますし、パンフレットの写真でも、普段着に領巾と翳(さしば・団扇みたいなアレです)を持って撮影されたものが掲載されています。


 なので鷲生も衣装はすっかりあきらめていたのですが、いざ古代部屋フォトブースに行ってみたら天平時代の衣裳もありました。


 衣裳掛けハンガーで「一揃い」がぶら下がっています。

 ええと、上の着物と下のロングスカートが既に縫い合わさってワンピースのようになっており、それが割烹着みたいに背中が開いていて、着ている服の上から羽織って天平衣装を体験できるというもの。


 実は鷲生は10年以上前、平城宮歴史公園が今の形に整備される前にあったミュージアムで天平時代の衣裳体験をしたことがあります。


 この時は、「衫」「裳」「背子」が別々のもの。

 しかもペラペラではなく、しっかりと織られた衣裳でした(さすがに絹ではなくて化繊だったと思いますが……)。


 本格的で得難い体験ができたかと思います。

 このときは事前申し込みが必要で、ミュージアムのに到着して申し出るとそのままバックヤードの一室に連れて行かれて、職員さん二人がかりで着付けてもらいましたw。


 3月には、ちょうど大学の卒業式があちこちで行われましたが。

 皆さまも大学の卒業式や成人式を思い出してみてくださいませ。自分で着付けできないと、美容室で着付けに結構な時間がかかります。

 そんな感じでした。


 ですから。

 今回の「平城のとよほき」のように、ワンピースみたいなのを羽織るだけでOKというのも手軽にできるのでこれもこれでありかな~と思います。


 その十年前も、今回も、天平衣装を着用してみて現代と違うと強く感じるのは指先を袖で覆うところです。

 腕よりずっと長い袖なので、手が袖から出ないんですよ……。

 何をするにも布越しでしか触れません。これ、結構、違和感あります。

 天平時代の女性たちは手で作業するときどうしてたんでしょうね……。


 あと、団扇みたいなアレ=翳(さしば)。

 鷲生はてっきり風を送るものだとばかり思っており、今回もコレで自分を仰いでみたのですが。ぜんっぜん風が来ない。

 網みたいな布なので空気が通り抜けてしまうんです。

 今回、検索して知ったのは、これは顔を隠す為のものなのだそうです(※2)。 


 鷲生、以前書いた中華ファンタジーでコレで風を送る場面を書いちましたよw

 不勉強でお恥ずかしい……。


 恥ずかしいというか、鷲生が個人的にがっくり来たのは……。

 家族に写真を撮ってもらったんですけれど、鷲生が老けている……(※3)。

 自分が思っている以上にほうれい線がくっきりで、「誰やこのオバハン」と思いましたw


 古代部屋ブースが床より一段高く(靴を脱がなくてはなりません)、そのうえ、家族が床に膝をついて私を見上げるように撮影したのも余計に悪かった。

 すっごく「ふてぶてしく」写ってる……。

 持統天皇もかくやの貫禄です(衣装は女官ですが)w


 まったくイベントの趣旨とは関係のないところで、「私、この写真を見返すことはなさそう」と思いましたw

 いや、企画自体はエエんですよw みなさまにもオススメです。

 ただ、ご年齢によっては写真撮影の角度に気を付けた方が後々いい思い出になるかもしれません……。


 他にも「天平フェイスペインティング」というブースもあります。

 額に花鈿、口元に靨鈿を描いて貰えます。

 昨年、鷲生もやってもらいました(※3)。

 思ったより丁寧に作業して下さるので、ちょっと時間がかかります。それで次のイベントまで時間が無かったので今回はスキップしました。

 でも、顔に描いて貰うと、とっても気分が盛り上がるので楽しいですよ~。


 自分で着るのも楽しいですが、この「平城のとよほき」では会場のあちこちで天平時代や古代中国の衣装を身に着けた方々がいらっしゃいます。


「七弦琴コンサート」の演者さんもそうですし、スタッフの方も本格的な衣装を着てらっしゃいます。

 髪も今の現代日本ではあり得ないような奇抜な、けれど古代中国や天平時代にはあったのであろうヘアスタイルにしておられて……。

 なんか本当にタイムトリップしたかのよう。


 ファンタジー書きには、いろいろな栄養を摂取できるイベントだと思います(※4)!


 *****


 ※1 平城宮跡歴史公園「2024/03/23(土) 【3/23・3/24】「平城(なら)のとよほき」 を開催!」


 https://www.heijo-park.jp/news/toyohoki20240323/ 


 ※2平城宮跡歴史公園ウェブサイト 「位のたかい皇族・貴族が「顔かくし」として使っていたとされる翳(さしば)


https://www.suzakumon-heijokyo.com/event/12479/


 ※3 昨年の3月にフェイスペインティングしてもらった写真をX(旧Twitter)にポストしております。


https://twitter.com/washu72802210/status/1639614800174153728


 ※4 顔は隠していますがw、今回の衣装を着て天平部屋で撮影した写真をX(旧Twitter)にポストしてます。

 https://twitter.com/washu72802210/status/1771897037870813224


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