【和風F】【中華F】京博「辰づくし─干支を愛でる」展に行ってきました。その1
京都国立博物館で開催中の「辰づくし─干支を愛でる」展に行ってきました。
新春特集展示だそうで、今年が辰年なので、お正月から2月12日まで開催されています。※1
ちなみに、東京でも似たような展示があるようですよ(「ハッピー龍イヤー!〜絵画・工芸の龍を楽しむ〜」※2)
鷲生は次回作に龍を登場させる予定です。
博物館での展示品の解説文の中に、小説で龍を描写するヒントがあるのでは?と思ってメモしてきました。
東博と違って京博では写真撮影が禁止されているので、せっせと鉛筆で書き写しましたよw(東博もそうですし、ミュージアム一般に言えるかもしれませんが筆記具は鉛筆のみOKです。ボールペンやシャーペンはダメ)。
出品物のリストとメモを手控えとして掲載しておきます。
1 双龍文半瓦当
中国の戦国時代の物だそうで、半円の瓦に2頭の竜が向かい合わせになっていました。(ウェブ上で見つかった写真は※3)
2 龍琥獣帯鏡
3 三角縁盤龍鏡(大分県宇佐市赤塚古墳出土)
文様がすりへっていて、どこに龍がいるのか分かりませんでした……。
4 金銅双龍環頭大刀柄頭 出土地不明(※4)
向かい合った龍が宝珠を加えているのが印象的でしたね。
5 雲流文八花鏡(※5)
解説文からのメモは以下のとおり。
「長い体をくねらせる龍。窮屈な鏡の中から今にも飛び出してきそうです」
「鱗の一枚一枚も細かく丁寧に表されており」
「鏡のつまみに噛みついていますね。竜が持つとされる宝の玉のように見えます」
6 辰像拓本 新羅十二支像護石拓本のうち韓国慶州市忠孝洞
「人間の身体を持つ十二支像」のうち、「辰」の像の拓本だそうです。
そんな像があるもんなんですね。
7 白磁龍耳瓶(※6)
壺の持ち手の部分が龍になっています。「中東やヨーロッパから伝わった」とのことですが、確かに東博で中東から出土されたものの中に似たようなものがあったような気がします……。
鷲生の次回作でも龍を操る人々を西域からの渡来人にしようかと思ってますので、興味深いです。
8 青磁貼花龍文皿(※7)
青磁のお皿を一度成型してから、龍のかたちの破片を貼るプロセスで作られたもののようです。
そんなに「龍」の形を強調していなくて、ぱっと見お花模様のようでした。
9 素三彩二果文皿
「龍を彫った上に果物を描」かれれたもので、説明文では彫られた龍が見えることになっていますが……鷲生には分かりませんでした。ただの果物の絵皿にしか見えませんw でも、植物柄の皿としては、モダンでお洒落でしたよ。
10 青花黄彩雲流文皿(※8)
展覧会のチラシにも使われている鮮やかな色彩のお皿です。
「不思議な力を持つ宝珠をつかもうとしている」「龍の周りにあるのは、雲と龍の身体から出た火炎です」とのこと。
今日の記事はいったんここまでにします。
ネットで写真が見つかったものは以下にURLを乗せておりますので、ご興味のある方ご覧になって下さいね。
*****
※1 京都国立博物館「辰づくし」展
https://www.kyohaku.go.jp/jp/exhibitions/feature/b/tatsu_2024/
※2 静嘉堂文庫美術館「ハッピー龍イヤー! 〜絵画・工芸の龍を楽しむ〜」
https://www.seikado.or.jp/exhibition/current_exhibition/
※3 双龍文半瓦当
https://colbase.nich.go.jp/collection_items/kyohaku/J%E7%94%B2508?locale=ja
※4 金銅双龍環頭大刀柄頭 出土地不明
この画像だと思います。
https://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/441739
※5 雲流文八花鏡
https://colbase.nich.go.jp/collection_items/kyohaku/J%E7%94%B2131?locale=ja
※6 白磁龍耳瓶
https://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/580073
※7 青磁貼花龍文皿https://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/550455
※8 青花黄彩雲流文皿
https://cultural.jp/item/cobas-168231
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