【中華F】【和風F】資料本をパラパラと
昨日は少し腰の調子が悪く、湿布を貼って早々にベッドに入っておりました。
『奈良・平安期の日中文化交流』の中の論文をパラパラと眺めていました。
あと、身体が不調だと気分も滅入るので、電子書籍で揃えていた、さいとうちほさんの『とりかえ・ばや』を読み返しています。
いや~、面白いですね。
元ネタは平安時代に書かれた『とりかえばや物語』ですが、少女漫画として波乱万丈のストーリーになっており、またそれぞれのキャラが魅力的でぐいぐい引き込まれます。
あと、今日は図書館に行って、予約していた『中国の神獣・悪鬼たち 山海経の世界』を受け取ってきました。
もともと評価の高かった本の増補改訂版だそうです。
夕方の家事の合間にちょくちょく読んでいますが、平易な文章で読み易いですよ。
冒頭の「増補改訂版の刊行にあたって」という文章によると、もとは伊藤清司慶応大教授が1986年に刊行されたものだそうです。
「類書も稀であるためか、広範な読者の支持を得、四刷、五刷と刷を重ねてきましたが、流石に初版以来二十年以上の時が流れ、本書の内容に関る新発見・新研究も登場しました。そこで版元・東方書店さんでは増補改訂版の刊行を企画され……」
2013年に増補改訂版が出たそうです。
この間の山海経関連の研究の進展など文献を上げて下さっています。
「中国では、豊かになった人々の『娯楽』として、一種のオカルトブームといった風潮も生じているようで、『山海経』を素材とした図録の類は、帯びたたしく出版されている」のだそうです。
小野不由美さんの『十二国記』シリーズも山海経を資料とされているとか。
(新潮社Webサイト→https://www.shinchosha.co.jp/bunko/blog/2012/08/10.html)
中国ファンタジーで幻獣を登場させるのに、イイ資料になる本ではないかと思いますよ~。
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