【中華F】【和風F】アジアの古代発酵食品について
中華ファンタジー、和風ファンタジーの食べ物の描写にとても役立ちそうな本『斉民要術 現存する最古の料理書』を読んでおりますが。
痛感するのは、そもそもアジアの食材についての基本的な知識が鷲生にはない……。
『斉民要術』では酒、醤、酢など発酵させてつくる食品についての記述が多いです。
日本語訳して下さった方も、「日本で言うところのコレコレだ」とか「この作業はコレコレのために必要だ」みたいな解説を加えて下さっているのですが。
そもそも鷲生には、酒、醤、酢あたりについて「なんか穀物を発酵させるんだよね?」くらいの大雑把な認識しかないので、せっかくの解説もピンとこないままです。
もちろん製品となったこれらをスーパーで区別して買い整えることはできます。
(でも、私の友人にワインとワインビネガーの区別を知らなくて、間違えて買ってきたという猛者もいましたw)。
ただ、その製造過程がそれぞれどのように違うのか、曖昧な知識しか持ち合わせていないのです。
そこで、とりあえずネットで「酒のつくり方」という情報を調べることにしました。
すると、検索ワードに「酒造りキット」なるものが出てくるではありませんか。
「これはエエわ。実際に手を動かして発酵のプロセスを目で追ってみたらきっとしっかり理解できるだろう」と期待すると同時に、「あれ? 個人で勝手にお酒を造るのって禁止されてなかったっけ?」と疑問にも思う鷲生。
その「酒造りキット」の販売元のサイトはこちら↓
https://micura.jp/collections/frontpage
英語や中国語などの外国語での案内が多く、どうやら外国人向けのような……。
そして「日本酒をもっと知りたくなるWEBメディア」というサイトに、このキットの体験記事が掲載されていました。
SAKETIMES「自宅で本格的な純米吟醸酒を造る!─自家醸造キット「MiCURA(マイクラ)」を実際に使ってみた」
https://jp.sake-times.com/enjoy/report/sake_report-micura
この記事を書いた人の文章によると、やはり「日本では、酒造免許を持たない個人がお酒を造るのは酒税法により禁止されています」とのこと。
じゃあ、この人はどうやって「酒造りキット」を試したのか。
この書き手様はアメリカ在住で、日本からこのキットを入手して「アメリカで」作業されたそうです(記事によると「海外では、自家醸造(ホームブルーイング)は趣味のひとつとして広く普及しています。」とのこと)。
日本でもこれくらいの量なら許可してくれてもいい気がしますが、残念です。
この記事では、書き手様が途中経過をたくさん写真撮影して画像をアップしてくださっているので、臨場感を持って読めそうです。
これで少しは発酵について詳しくなりたいと思います。
あと、これらを作って販売している企業とかが一般にも分かりやすい説明をしてくださっていますね。
いくつか目についたものを、私の備忘録代わりにリンクをはっておきます。
日本酒造組合中央会
https://japansake.or.jp/sake/about-sake/sake-brewing-processes/
「麹(糀)のこと」マルコメ
https://www.marukome.co.jp/koji/
「お酢ができるまで」ミツカン
https://www.mizkan.co.jp/osu-information/osu/make.html
「古代発酵食品の魅力!!醤(ひしお)調味料の作り方」マルカワ味噌
https://marukawamiso.com/recepi/make-hisio.html
「【麹屋が解説】おうちで誰でも簡単!米麹の作り方と甘酒のレシピ」麹屋もとみや
https://kojiyamotomiya.com/knowledge/make-komekoji/
ちなみに。
『斉民要術』には乳製品のこともたくさんでてきますが、鷲生は神戸の六甲山牧場でバターづくりを体験したことがあります。
確か、生クリームをシャカシャカ振った記憶が……。
昔、自分の個人ブログに書いたことがあるので、当時の記事を発掘してみます!
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