おおおー、いろんな感情が重なりまくって言葉がまとまりませぬ!(*゚ω゚)✧
奇妙なものでしょうねぇ、話せば話すほど相手の言葉が直接届く。人の口にも目にも戸を立てさせてそれを勲章としてきたのなら。とりわけ、そうせざるを得なかっただけなのももはや忘れてしまっていたような人にとっては……。
やぁ、それにしても、これまでの経緯まるごと(ついでに前話の師匠も)忘れそうになるイチャつきぶりで(*˘ω˘)✧ もちろんただイチャつかせるのでなく、根底の確執も掘り下げ……ってでもやっぱり閣下反応見たかったんですよね?期待しましたよね?みたいな(笑) アシュネカも相変わらずですが閣下もいろいろ無自覚なあたりに恍惚とさせられたりハラハラしたり、でした!(後が怖い…!)
作者からの返信
ヨドミバチさま
イチャイチャに見せかけて、両国の確執と神話のことについて主題を置いた回でした。ここできちんとこれを強調しておかないと、あとの展開がジワジワこないものですから……。
ここでのイチャイチャはイチャイチャなんですけど、アネシュカも閣下もこの時点ではひたすら無自覚なんですよね。それだけに読み直すと「なんだなんだ、もうここからお前らさ~」となるのですが、美味しくもありますね。
この作品通して、彼らの生きる世界がある感じがひしひしと伝わってくるのが好きです。
土地や気候がそこに生きる人々を導く。文化や宗教、民話、根付いた習慣。人々が育むものは生きる環境と不可分で、そういう端々から世界を感じ取れるのではと思う。
そういったものをストーリーの進行においてのノイズとして軽視する向きもあるのだろうけれど、自分は世界が好きで読むタイプだし、そういうのがあってこそ人間の解像度が上がるので。
作者の中にあるのだろう緻密で広大な世界の中から、設定の押し付けではなく、自然にカメラの視野に映ってる感じが良い。
そのカメラはかなりの時間アネシュカを追従しているから、彼女の活発な好奇心、知らないものや異なるものへの色眼鏡の少なさ、なりよりも性能の良い彼女の目(視力ではなく観察力、認識力)のお陰で色鮮やかに世界が描かれているように思えます。
作者からの返信
八軒さま
またまた引き続きありがとうございます。
わたしは作品内の世界観の構築が苦手で、とくにSF作品では「そこはご想像にお任せします」とあえて投げてしまうことが多いのですが、この作品では世界の要素を細かく想像しながら書いています。
とくに両国の基礎となっている神話を詳しく書いているのは、このあとの展開が深く関わりがあるからなのですが、彼ら彼女らがどういう風景のなか生きてきたかを想像するのは楽しいですね。
とくにアネシュカの目にどう映っているか、の視点で考えるのは。
この先もお楽しみいただけますように。
「おかしな女だな、お前は」
マジーグのこのセリフを聞いて
(おもしれー女……)
が頭をよぎったことを白状します。
今まで知らないタイプの人と出逢った戸惑いと鮮烈さが描かれていて、人の心が動く善き瞬間を目にした気分です。
作者からの返信
いいの すけこさま
続けて読んでくださり、ありがとうございます!
そうですね、その台詞はマジーグ流の「おもしれー女……」なのかもしれません。
彼は他人の幸福を我が事のように喜ぶ人間に接するような機会がないまま人生を過ごしてきたので、アネシュカの反応はとにかく意外で新鮮なんですよね。
さて、アネシュカに興味を抱いてしまったマジーグはどう変わっていくか? 次話は彼の過去の話です。
一緒に絵を描いたりアネシュカさんと過ごすうちにマジーグさんの心境に少しずつ変化が起こっている!!!!(* ゚Д゚)
きっとアネシュカさんとの距離感が心地よくなってきているはず!!
作者からの返信
みつなつさま
ここのいっしょに絵を描くエピソード、手前味噌なんですけど、好きなんですよ。異文化同士のコミュニケーション手段としても、不器用なふたりの心の通わせ方としても、ほっこりしていいなあ……と。絵、という題材ならではの展開が書けたと思っています。