第6話 処女喪失 その1
ラブホの前で杏子は一瞬ためらいを見せた。
それはそうだろう、行きずりの中年男に抱かれようというのだ、普通なら逃げ出してもおかしくない。
亮は杏子の肩を軽く抱いた、緊張が伝わってくる。
「やめてもいいよ」
杏子は首を振ると、唇をきっと結び玄関をくぐった。
「へーこんなところなんですね、なんか目的がはっきりしていておかしい」
杏子は無理にはしゃいだ声でそう言うと、ベッドの端に腰を掛けた。
亮はスーツの上着を脱ぎ棄てると、杏子をそのままベッドに押し倒した。
別に処女ということに舞い上がっていたわけではない。ただ普通のようにシャワーからなどと言っていると、彼女の気持ちが揺れる気がしたのだ。
「まって」
そう言いかけた彼女の口を唇でふさいだ。彼女の墓カチカチとなるのが分かった。
舌を差し込み杏子の舌と絡めると、杏子の腕が亮の背中を抱いた。
右手で豊かな胸をゆっくりと揉むと、杏子の呼吸が早くなって行く。
しばらく感触を楽しみ、ワンピースの裾に手を伸ばした。ポチャの杏子の足は柔らかい。
足首から、ふくらはぎ、太ももへと手を滑らせていく。
「脱がそうか? それとも自分で脱ぐ?」
「脱がせてほしい」
杏子は真っ赤になると、消えそうな声で言った。
胸のボタンをはずし、ワンピースの裾に手をかけると一気にまくり上げた。
薄いピンクのブラとそろいのパンティ、いかにもといった清楚さだ。
「はずかしい、亮さんも脱いでください」
亮は少しばかりいたずらがしたくなった。
ネクタイを外し、ワイシャツ、ズボン、下着を一気に脱いで杏子の前に全裸をさらした。
亮のものは上を向いてそそり立っている。
意外なことに目を背けるかと思った杏子は、それどころか食い入るように見つめている。
「大きい、これが入るの」
少し声が震えている。
「大丈夫、ゆっくりするから、触ってみる」
「うん、なめてもいい」
今度は亮が驚く番だった。
「いいけど、よくそんなこと知ってるね」
「女子高そんな話ばっかりだから。耳どしま」
杏子はパッと笑顔を見せた。
八重歯がかわいい。そうだった。俺は郁恵ちゃんと真子ちゃんのファンだった。
「おいで、それも脱がしてあげる」
亮は杏子を抱きしめるとブラのホックに手を伸ばした。
ブラの圧迫から放たれた胸の頂点に、ピンクの乳首が色っぽいというより、かわいく乗っかっている。
杏子の希望通り、亮のものを彼女の顔に近づけると、亮は彼女の足の付け根に布の上から鼻を押し付けてみた。
たぶん薄い布地の向こうはすごいことになっているのだろう。女のにおいとわずかなおしっこのにおい。いかにも処女らしかった。
亮の次の行動を待っているのだろうか、杏子は亮のものを握ったまま固まっている。
パンティに手をかけると、亮は一気にそれを膝までずらした。柔らかそうな毛が足の付け根を覆っていた。
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