私の気持ち

私には好きな人がいる。それは幼馴染の海人だ。ずっと片思いをしている。高校に入って女の子達のレベルの高さに驚いた私は、海人に恋愛相談をすることにした。それも、相手は海人。こうすればいくら鈍感な海人でも気づいてくれると思っていたけど。全く効果は無かった。それどころか海人は親身に相談に乗ってくれて罪悪感しかない。でも、恋愛相談の時は、海人とたくさん話せるからとても嬉しい。進展は全く無いけど。


「歌恋!恋愛相談終わったどうだった?」

「真夜!今日も進展なしだよ。どうしたらいいんだろう。」

「あちゃー。だめだったか。もうストレートに告白したほうがいいんじゃない?」

「無理無理!もしだめだった時が怖いもん。今の関係が壊れるのもやだ!」

「それにしても、海人君、自分のことを相談されているのに、全く気づかないのすごいよね。めっちゃ鈍感。」

「さっき、山口くんが二人お似合いだねって言った時も全力否定だったし。」

「まぁ、まだ時間あるし。明日からまた頑張ればいいじゃん。」

「うん。そうだね。頑張ろっと。」

でも、時間はそんなに長くなかった。


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