僕の気持ち

歌恋はずっと足踏み状態だ。先が思いやられる。すると、教室のドアがガラガラっと開いて、クラスメイトの山口が顔を出した。


「よっ、お二人さん。こんなに遅くまで残ってイチャイチャですかい?」

と聞いてきた。否定しないと歌恋に悪いと思い間髪入れずに

「ちょっと、からかうなよ。山口。こいつと俺はそんなんじゃないから」

と言った。歌恋の方をみると、

「、、、、、、。」

黙ったまんま、下を向いている。山口を睨む。それでも、懲りずに

「えー。二人お似合いだと、思うけどなぁ。まぁいっか。海人帰ろうぜ!」

と調子のいいことを言っている。後で覚えておけよと思いながら

「じゃあな。歌恋。頑張れよ。」

「うん。また明日ね。」

山口について行く。早くこの気持ちに、決着をつけないとなぁ、、、、、、。


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