第3集……秋天的風來臨城市 街にも秋の訪れる
白天蟬亂譟 白天、蝉は乱れて譟ぎ
黑夜響幽蛩 黒夜、蛩は幽かに響く
交織蟲聲際 虫の声の交織する際
方存秋夏逢 方に秋夏の逢ふに存す
【 現代中国語(普通話) 読み 】
báitiān chán luàn zào
hēiyè xiǎng yōu qióng
jiāozhī chóng shēng jì
fāng cún qiū xià féng
【 解説 】
気付くと鈴虫が鳴いていたことに季節の移り変わりを感じる、という詩です。
鳴いていたのは鈴虫ですが、蛩とはコオロギのことです。細かい点は目を瞑っていただけると嬉しいなあって思います。
この詩は白居易楽天に倣って、起句と承句を対にする試みをしました。しかし、平仄を意識すると承句三字目で既に詰みの状態でして、白楽天は凄えな、と当たり前のことに感動しながら詠んだものです。
また、結句は後から別の句を思いついたんですが、韻字が変わってしまうため、それに合わせて変わる承句の言い回しがありそうでなさそうでありそうな、そんな不確かな形になってしまい、最初の案に落ち着きました。不確かさで言うと転結句も大概なんですが、古人が採用した例もないわけではないので、問題ないと思いたいんですが果たして。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます