第27話


 屋敷の屋根の上は、お気に入りの場所だった。

 屋根の上はレナンス山脈と黎明の森を一望できるベストスポット。山際から吹き込む冷たい風を深く吸い込み、フウカはゆっくりと吐き出した――。


 フウカがルイス村に来て、もうすぐ一年が経つ。

 この村は良い村だった。

 目新しいものは何一つなく、毎年老衰で死ぬ人間が増えつつあるが、景色や自然の息吹が変わらず巡り続ける風土は、それだけでかけがえのないものだ。

 若い世代の人間は、変化に富んだ都会に憧れるようだが、フウカにはそれの何が良いのか、ちっとも理解できない。

 ――都会を見ると、歪なコンクリートの『巣』を思い出すから。

 ルイス村はそんな歪さとは無縁の楽園だ。

 世界中のどこを探しても、こんな楽園は早々見つからないだろう。

 それが戦火の中心であるミザン帝国北方の国境沿いにあるとは、あまりにも皮肉だった。森と山間に囲まれた閉鎖的な地理条件が、天然の防護壁となったのだろう。

 同胞たちが知ったら、さぞ悔しがっただろう。

 この村を守らずにはいられない。フウカはルイス村を愛していた。

 守るためなら、どんなこともしてみせる。――ここは楽園なのだから。

「……っと」

 すとん、と屋根上に跳び上がった闖入者。

 彼女はフウカが新たな主人として認め、今後の村での共棲に欠かせないと感じていた、新進気鋭のリーダーだ。

 気品があり、行動力もある。

 何よりフウカと同じ戦争被害者。村に流れ着いた隷血種であり、これからも村の平和維持に尽力してくれそうな存在だ。

「リメイ様……」

 うっとりするように呟くフウカ。理想のリーダー。ハダルはもう不要だ。

「フウカ……。白状はしなくていい。けど、諦めなさい」

「うん? 何を諦めろというのですか?」

 フウカは諫められた意味がわからず、首を傾げた。

「観念した方が身の為ってこと」リメイが腰に手をつく。「ここまで来て、まだしらばっくれるつもり?」

「リメイ様もわたしと緊縛プレイをご所望ということでしょうか……?」

 ご主人様がそう望むなら、とフウカは瞳をうるませた。

「違う。なんでそうなるのよ」リメイは呆れた目でフウカを見た。「あなたを人殺しとして軍に突き出す」

「人殺し――」

 フウカは無垢な少女みたいに言葉を反芻した。

「殺しがいけなかったんですか?」

 然したる罪悪感もなく、違和感だけ告げるようにフウカは小首を傾げた。

 リメイは驚きながらも、決して忘れられないレヒドの死に顔を思い返し、フウカを強く睨んだ。

「……良い悪いの問題じゃない。あなたは私を騙して、私の大切な人を奪った」

「リメイ様の――。あぁ、あの背の高い強面の軍人さんですね」

 思い出して手を叩くフウカ。その仕草には邪気がなく、薄気味悪さを感じる。

「そう……殺した。アンタが!」

「だって、せっかくリメイ様がご主人様になったのに、余計なことをして、わたしから引き離そうとするんですよ。それはわたしが困ります」

「フウカ……あなた」

 震える拳を握りしめ、リメイは憤怒に耐えた。

「わたしはルイスが好きです。この村なら安心して暮らせます」

 フウカは自分本位の動機を語った。

「その為にリメイ様には村に居てもらわないと……。村に悪いことが起きそうなら全力で防ぎます。平和のために。それが私の生き方です」

 フウカは今までの印象とは打って変わって饒舌だ。

 これまでのそそっかしさや愛らしさが偽りだったのか。

「そもそも――なぜ人を殺したらいけないんですか? 世界では毎日何千何万というヒトが死んでいます。意味のない殺し合いの結果、どの種族も領土を守るために必死で他種族と殺し合いをしていますよね」

 世界中、人魔入り乱れる戦争が起こっている。

 虐殺。殺戮。種族淘汰。

 視野を広げれば、人殺しは日常だ。閉鎖的な村とは感覚が違う。

「どうして駄目なんですか?」

「……」

 リメイは黙っていた。答えられないのではない。答えたくなかった。

「わたしが生まれたのは、ここからずっと遠く、東方のとある研究所でした。ミザン軍が占領したガルムンド皇国の末端も末端ですよ。ご存知ですか?」

 大陸極東の皇国の名をリメイも聞いたことがある。

 ずっと昔、ミザン帝国が占領し、一部地域には基地も建設している。帝国陸軍は『ガルムンド基地』と呼んでいる。

 そこでは極秘研究を進んでいるという話を、士官学校の噂程度に聞いた。

 ミザン軍が生殖技術研究に注目して古くから熱心に研究していたことは事実で、隷血種の交配可否が検証されたのもガルムンド基地だと云う。

「わたしはそこで試験体(サンプル)として生まれました。兄弟や姉妹もたくさんいましたが、気づいたら数が増えたり減ったりしていたので、顔ぶれなんて覚えてません。ただ、漠然と、いつか自分も消えるかなって思いながら過ごす毎日でした」

「……あなた、やっぱり鳥人種の」

「そうです。隷血ですよ。人工的な」

 ぺろりと舌を出すフウカ。その舌先は鳥のように尖っていた。

 鳥人種と人間の隷血は遺伝相性で不可能だ。

 巨人と同じく、胚の発生過程が人間と異なるため、隷血種作製は人間と動物をかけ合わせるような試みになる。最初から真っ当な交配など想定されていない。

 造るなら、遺伝子編集と受精卵移植が必須。倫理的に問題だろう。

「――リメイ様のあだ名、初めて聞いたとき親近感が湧いちゃいました。だって黒い白鳥だなんて、鳥人種にぴったりじゃないですか」

「好きでそう呼ばれてるんじゃない」

「知っています。ハダル様の書斎で調べましたから。――リメイ・コーマイナー。十年前のパフィリカ鉱山事故で生き延びた戦災孤児。境遇は私と同じです」

 一括りにされて癇に障る。

「鉱山の崩落は試作爆弾で引き起こされたものですが、軍は責任逃れのために火力調節ミスによる爆破事故として処理しました。本来、助かるはずの鉱夫たちも、口封じのために見殺しにされたようですね?」

「見殺し……?」

 リメイは目を見開いた。そんな事実は聞いたことがない。

 否、これはリメイの動揺を誘うための揺さぶり。真に受ける必要はない。

「あれ、知らなかったですか? ――ああ、そうでした。リメイ様はその指示を出した張本人に育てられたから、教えてもらえるわけないですよねぇ」

「……レヒドが?」

 リメイはもう二人も父親を喪っている。

 実の父の死が、本当にレヒドの指示によるものだったとしても、確かめる術はない。死人に口無しだ。フウカの嘘かもしれない。気をしっかり持て。

「嘘だと思うなら書斎を調べれば確かめられますよ」

 書斎ならイチカと二人がかりで調べた。

 リメイに関する資料の中にパフィリカ鉱山事故の真相は書かれていない。

 きっとフウカの嘘だ。口から出まかせを言っているのだ。


 だが、心は揺らぐ――。

 もし本当なら、リメイはどんな気持ちでフウカを取り押さえればいい?

 義父を殺された復讐心? 駐在兵としての正義心?

 いずれもレヒドが鉱山事故の黒幕なら、すべての土台が崩れ去る。

「違う……関係ない、から」

 意識は散々になり、心はぐちゃぐちゃだ。

 フウカはリメイの動揺を察してか、さらに捲くし立てた。

「当時の陸軍の誤算です。通常の人間は、爆薬の煙と一緒に鉱山で生き埋めにされたら一日と持たず死にます。たとえ防煙用のガスマスクを使っても――」

 フウカが真っ直ぐリメイの口元を見ている。

「通常の人間は――。リメイ様は普通じゃなかった。そうですね?」

 再び目が合う。その瞳はカラスのように仄暗く、底が見えない。

「三日も待って掘り返して、まさか女の子だけ生きているなんて、軍も思いませんよねー。さすがはリメイ様。獣人種譲りの持久力」

 フウカは畳みかけるように続けた。

「その持久力を見初められて軍当局もリメイ様を匿ったのでしょう。いずれは利用価値があると見越して……。うぅ、発想がおぞましいです。軍人さんは」

 レヒドを揶揄しているのだろう。

 茶目っけのある口ぶりはリメイの感情を揺さぶるための作戦だ。

「お喋りはお終い? 私には関係ない」そう強がるリメイ。

「――わたしが造られたのも、その鉱山事故のせいですよ」

 リメイは目を細めた。

「どういう意味よ?」

「単純な話です。利用価値が高いなら、もっと数を増やせないかと――。そして異種交配研究の実験は加速しました」

「……」

「あらゆる亜人種と人間の交雑実験がガルムンド基地で行われました。その結果、わたしのような試験体が生まれたんです」

 尊厳を奪われた命がたくさんあっただろう。親となった個体も、生まれてきた個体も、凄絶な末路を辿ったはずだ。

 彼女たちの断末魔が幻聴のように聞こえてくる……。

 リメイは、猶も冷静に振る舞った。

「だから? 今さら自己紹介のつもり?」

「そうです。わたしもリメイ様も同じ。人間に弄ばれた隷血種なんです」

「私は違う!」

 森でカラスが飛び立った。

 リメイの声は黎明の森の隅々まで響き渡る。

「……わたしの境遇を理解してくださいませんか?」

「あなたが異常な殺人鬼だってことだけは、よくわかったわ」

 リメイはレッグホルスターから拳銃を抜いた。

 息を深く吸って心を落ち着かせる。射撃は苦手な部類だが、学校で腕も磨いた。敏捷性の高い鳥人種にも十分通用するだろう。

 ただ、心の奥底にレヒドへの疑念が芽生えてしまった。

「残念です。リメイ様はわたしの理想のご主人様だったのに」

「アンタの主人はハダル少佐でしょう?」

「もう違います。リメイ様も、どうやら違うみたいですけど――」

 急にフウカの雰囲気が変わった。

 冷え込む空気。無機質な瞳孔。

 直後、フウカは屋根を蹴り、リメイに肉迫した。走り迫る最中、フウカは割烹着を留めるリボンから光り物を抜き、逆手に持ち替えた。

 拳銃で迎え撃つが、小刻みな動きを捉えられず、間合いが詰められる。

 フウカは一方の手から鉤爪を伸ばし、リメイの肩を掴んだ。殺害された三人と同じだ。これは犯行手口を再現している。今までもこうして鉤爪で対象を固定し、刃物で腹部を裂いていたのだろう。

「っ……!」

 死を思ったリメイは、慌てて屋根に向けて銃を連射した。

 二人分の荷重と穴が空いた脆弱性によって屋根は崩れ、二人は落下した。

 屋敷三階の埃まみれのとある部屋に落ちる。

 落下の衝撃に堪え、リメイは体を起こした。

 得体のしれない小瓶が棚に陳列された部屋だ。瓶の中には、どれも干からびた肉塊が納められている。

「何、この部屋……!」

「ハダル様の趣味です。三階は、空き部屋ですから」

「っ……」

 フウカの姿は見えない。陳列棚の奥から影が通り過ぎたような気がしたが、目を向ける頃にはもういない。

「私まで殺そうっての?」

「私は村を愛しています。巣を脅かす者は消し去ります」

「冷血ね……っ!」

 ますます野放しにできなくなった。

 このままでは、村の住民は一人のメイドによって全滅する。

 リメイは自動拳銃をコッキングした。

 それが合図となった。突如として後ろの陳列棚が破壊され、フウカが飛び込んでくる。木屑がリメイの顔を掠めた――。

 前転して受け身を取り、起き上がった直後にリメイは発砲した。

 しかし、そこにはもうフウカはいない。

 エヴァンス邸の内部はかなり把握したつもりだったが、足を踏み入れたことのない三階で戦うには分が悪い。フウカは隅々まで把握しているみたいだ。

 リメイは部屋を飛び出し、廊下を駆けて逃げた。

「アイク!」

 窓に体当たりして三階から飛び出した。

 地上から跳び上がってきたアイクに捕まり、二人揃って着地する。

「ナイスキャッチ」

「おう」

「すぐ敵が来るわ。作戦通り、二手に分かれて挟み撃ちにするわよ」

 リメイはここに来る前、アイクに相談して彼を庭園に控えさせていたのだ。

「……」

 だというのに、アイクは不満そうに黙っていた。

「なに? あ、殺しちゃダメだからね。生け捕りにする」

「それは構わねえが――」

 アイクの真剣な表情がリメイの時間を止める。


「なんで泣いてんだ?」


「え……?」

 リメイは目を拭い、初めて自分が涙を流していることに気がついた。

「あれ? 硝子の破片でも入ったかしら」

 アイクは大きな手でリメイを優しく押しのけた。口下手な男だが、何を言いたいのかはリメイにも理解できる。――下がっていろ、とその背が語っている。

「やめてよ。私がけじめをつける。そうじゃないと――」


 そうではないと、レヒドの仇を取れない……?

 レヒドが親の仇かもしれないのに……?

 敵は、自分が助かったせいで生まれた怪物だというのに……?


「ここは任せな。今のリメーはダメだ」

「私が……私がやるから――」

 言い終わる前に、三階からフウカが飛び出した。

 窓硝子の破片が降り注ぐ。

 空には、大鷲のような黒い影。フウカは腰から伸びる翼を羽ばたかせ、優雅に空を翔けていた。割烹着の内側に翼を隠していたのだろう。

「鳥人種の翼まで備えてるなんて……」

 隷血種は、人間の形質が優性遺伝する。

 リメイの牙や爪が獣人種のそれと比べて控えめな理由はその為だ。

 アイクも巨体である以外は人間と近しい容貌をしている。然るに隷血種とは、血統の誇りとともに一族の武器も失った半人前として扱われる。

 だからこそ亜人種のコミュニティでは生きていけない。

「無理なかけ合わせのせいだ。あの女からは人の臭いも、鳥の臭いもしねえ。きなくせぇ鉄クズの臭いがする」

「人工隷血種ね……」

 技術が生み出した怪物。

 アイクやリメイと、フウカの決定的な違いはそれだった。

 フウカは空から短機関銃を乱射した。あの銃はハダルが持っていたものだ。屋敷から持ち出したのか。

 アイクはリメイを突き飛ばすと、頑健な肉体で弾丸をすべて受けた。

「あはっ! 手も足も出せませんね」

 勝ち誇ったフウカの声が空から響き渡る。

 リメイは森に入り、針葉樹の樹冠を遮蔽物にして射線を逃れた。この状況で、地の利を活かしてフウカを捕まえる作戦は一つしかない。

「温泉で合流しましょう!」

 アイクは小さく頷き、凄まじい勢いで樹々の枝葉を伝って、猿のように森の奥へ消えていった。



「ここなら……」

 温泉までやってきて湯煙に身を隠す。

 アイクも既に姿勢を低くしながら温泉の煙に隠れていた。

 リメイは自動拳銃をアイクに渡した。

「適当に空に撃ち続けて。弾は六発。弾倉のストックも一つ渡しておくわ」

「俺が撃つのか?」

「そうよ。握って、スライドして、引き金を引くだけ。簡単でしょ?」

 リメイは弾倉の替え方を手早く説明してアイクに握らせた。太い指ではトリガーに指をかけるだけでも一苦労だ。

「リメーがここで陽動しろ。俺が捕まえる」

「あなたがあの滑り台の小山に昇ったら目立つでしょ」

「むうん……」

 フウカが飛行高度に届くには、温泉脇の小山を利用するしかない。

 アイクが滑り台のために作った山がまさかこんな形で利用できるとは思いもしなかった。

「それに、湯煙の中からも外が見えないから、私が運悪くフウカの弾に当たったら致命傷になる。あなたなら銃弾が当たっても、どうってことないでしょ?」

「それはそうだが……」

 アイクの背を叩き、「頼んだわ」と告げて小山の崖下に滑り込む。華奢な体型を利用して横穴に入り、階段を使って山の上を目指した。

 この小山を利用して奇襲作戦をかける。

 フウカもこの温泉の存在を知らないだろうし、小山の上に上る階段が山の内部にあることも知らないはずだ。

 ――ちょうど下から銃声が二発響いた。続いて短機関銃の連射音。

 上から俯瞰すると、フウカが湯煙に向かって銃を乱射している姿が見える。案の定、真下ばかり見てリメイが上にいることに気づいていない。

 チャンスだ。

「煙に隠れたって無駄です。風が味方してくれますから」

 フウカは翼を羽ばたかせて、風を纏い、低空飛行の為に滑空していく。

 湯煙に突撃するつもりらしい。考える余地はない。即座に跳び、崖を何度か蹴ってフウカの背中めがけて飛び込んだ。

 ――獲った!


 直後、フウカはくるりと旋回して空を仰いだ。

 目が合う。フウカは口元は三日月のように歪ませている。

「所詮、犬っころは知能が低いですねぇ」

 騙されたフリ――。フウカは最初から嘘つきだった。

 こちらの陽動作戦など見透かされていたということか。

 だが、ここまで来たからには……。リメイはフウカの腕に手を伸ばす。

 宙で体をぐるりと反転させたフウカは、そのまま腰の大翼でリメイの体を叩き、手すきの片手でリメイのガスマスクを鷲掴みにした。

「残念賞。リメイ様は失格です。これで落第は何度目ですかぁ?」

「ぐっ……ううう……っ!」

 ガスマスクのベルトが後頭部に食い込み、苦しみ悶えるリメイ。

 頭部だけで宙づりにされたような状態だ。

「苦しいですか? 苦しいですねぇ? あはっ。そんな中途半端に自分を封印してるからいけないんですよ。わたしが解放してあげます」

 フウカはかぎ爪をガスマスクのベルトにかけた。次第に千切れていく。

「さようならリメイ様。せいぜい最期は苦しんでくださいっ」

 フウカは固定ベルトを千切る直前、片手でリメイの軍服に手榴弾を着けて、腹に短機関銃まで乱射した。

「っ――!」

 ベルトが千切れ、リメイは足で蹴られた。

 崖に打ち付けられ、リメイは力なく落下する。

 失意のどん底。ガスマスクも失い、腹から血を流す無残なリメイを覆い隠したのは、手榴弾の爆風だった。

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