26、灰の世界は『神の眼』で彩づく~ステータスが見える俺は、最強溢れる現代を最弱魔力から駆け上がる~
【作者】
KAZU様
【あらすじ】
俺、こと天地灰は『ゴミ』だった。
人類すべてが覚醒した中、俺の魔力は世界最弱のたったの『5』、俺より弱い奴なんて見たことない。
最弱の魔物のゴブリンだって倒すのに苦労する。
でも、ダンジョン攻略者をやめることはできない。
やめたら病気の妹の治療費が払えず、死ぬことになる。
だから死を覚悟して挑戦した。
突如日本に現れた誰も見たことのない黄金のダンジョンへ。
そして俺は手に入れてしまった。
『神の眼』というこの世界の真実を見るチートスキルを。
その日から俺の灰色だった世界は黄金色に輝いた。
俺はこの力で世界最速最強を目指す。
大好きな妹を助けるため、そして。
人類の滅びる未来を変えるために。
【感想】
第8回オーバーラップweb小説大賞前期の金賞受賞作です。以前にこの作者さんの他の作品を読んでいたのと、金賞受賞作ということで読んでみたんですけど、本当に面白いです。
無双系の作品もいいですけど、たまには相手も強いけど、毎回毎回全力やそれ以上を出して何とか勝っていく、そういう王道ファンタジーもいいですよね。この作品はまさに王道ファンタジーという言葉がぴったりな作品です。
まず、ストーリーが面白いです。病気の妹のために頑張るというところから、タイトルにもある「神の眼」を得るまで、その後の展開、熱い展開が非常に多いし、感動するシーンもいっぱいあります。読んでいる途中で何回も泣きそうになりました。鬱展開が入ることもあるのですが、そこからハッピーエンドに、感動するように持っていくところがすごいなと思います。
鬱展開が入るとすぐ批判しだす人たちもいますが、それでも自分の書きたいことを書く、そういう作者さんなので、好感が持てます。
最弱だった主人公が、強い力を得て、成り上がっていって、人類の危機を救う、設定はありふれた、そこまで珍しいものでもないのですが、それを最大限面白くしたという作品です。神作です。
ストーリも面白いですが、それだけでなく設定も面白いです。主人公が戦っていく敵とはどんな存在なのか、神の眼とはいったい何で、なぜ主人公に与えられたのか、この世界のダンジョンや世界情勢、妹の病気など、深く作られていて面白いです。
主人公以外の登場人物も、いい人が多かったり、嫌な奴に最初は思えても、のちにいいとこ見せたりといろいろな人物がいて面白いです。
僕が今まで読んだ現代ファンタジーの作品で一番面白い作品です。ぜひ読んでみてください。
【詳細情報】
ジャンル…現代ファンタジー
更新頻度…不定期
文字数…約52万文字
目安読了時間…約17時間
書籍1巻(2巻9月25日発売予定)
作品URL…https://kakuyomu.jp/works/16817139558473241136
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