25、戦国の超弱小国人は何を目指す
【作者】
kagerin様
【あらすじ】
混沌とした戦国時代の大和。そのさらに山間の小村の領主の俺。
三百石・十八名の足軽を率いる超弱小国人衆の俺など、しょうも無い戦に狩り出されて終わるのがみえている。人生なんて実にあっけなく終わるのは身をもって体験した。ならば思う存分生きてやる。
【感想】
テンプレの戦国転生ものなんですけど、ちょっと尖っている作品で面白いです。
まず場所が、戦国転生ものでは少ない畿内でしかもその中でも大和という他に作品あんのかというレベルで注目されてないとこなのが面白いです。
そして領主に転生するものでは最小レベルの領地の小ささ。以前紹介した戦国時代に転生したら、チートな能力はなかった!ただひたすらに努力する歴史オタク元アラフィフの戦国サバイバルもかなり小さいのですが、それ以下です。なので、最初の方の戦闘がかなり小規模で、少数精鋭スタイルで、大きくなった後も、大部隊でひねりつぶしたり、大決戦をしたりしないところも面白いです。
他にも、朝廷やとのかかわり方も面白いです。たいていの作品では、朝廷に献金して官位もらったりするんですけど、最初は松永久秀の配下なので、それを利用して厄介ごとから逃れていくというところが面白いです。
主人公の作った統治機構などもかなり変わっています。家というより、連合体みたいな感じで、主人公が居なくても回るシステムが構築されています。
普段から戦国転生物を読んでいる人は、他の戦国転生ものの作品と比べて読むことができて面白いと思います。戦国転生好きな人はぜひ読んでみてください。
【詳細情報】
ジャンル…歴史・時代・伝奇
更新頻度…不定期
文字数…約94万文字
目安読了時間…約31時間
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