75 アイテムボックスに拘って… その75
人工ではあるが、準ミスリルの入手に成功した
※ジェット旅客機や
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──手に馴染ませ、再現?できるのか……──
「うーん……やっぱ時間が短いと無理かな……」
取り敢えず準ミスリルは仕舞っておく。次に幾つか金属片を取り出して見ていると……
「これは……ジュラルミンか。確か……ジェット旅客機の外装とか模造刀の素材だっけ……?」
軽くて頑丈を
「アルミニウム合金なんだ……」
諸元を見ると、アルミに銅やマグネシウムを混ぜた……と書かれている。流石に各素材の比率や作り方までは事細かに書かれてはないが……
ぺたぺた……
「ジュラルミンだなぁ……」
実際に触ったことはないので何ともいえないっていう……。唯、アルミよりは重い気もするし、鉄とも質感は違う。先程の準ミスリルと同じ100gだが、何となく重さが違う気もする。片手で持って重さというか質量を感じ、指先でスリスリして感触を感じていると……
ふと、何かわかったような……通じるものを感じた。
「……」
サンプルの中にはアルミの……100gのアルミ板もある。新品じゃなくてアルミを素材とした別の何かを溶かした地金みたいな……1円玉の塊とかじゃないよな?(100円分の1円玉と溶鉱炉の使用料だけだからエラい安価な気がする……)
「アルミ合金の1つがジュラルミン……」
他には銅もあるし、マグネシウムもある。流石にマグネシウムは100gの板ではなかった……。小片が100g分、密閉された箱の中に詰まっていた。性質としては熱に反応し易く燃え易いので、脱酸素剤と一緒に密封されてて燃えないようにしたんだと思う。小片だと燃え易くなるそうだけど、大きい塊では入手できなかったとか?……マァイイケド。
アルミ板に銅とマグネシウム小片を乗せて……300gの重さを持ち続けるのはちょっとキツイのでテーブルに手の平上に向けて乗せてその上に素材を乗せる。まぁ、素材を持ってテーブルの上に手を乗せてるだけだけど……
んで、待つこと30分(時計見てないので体感だけど)……いい加減待つのもくたびれたので座ってぼーっとしてるだけだけど……
「……ん?」
手の平の中のアルミ板が若干の熱を持ったような? 目を開けてると眼球的にダメな気がして目を瞑ったまま待つ。
更に体感で30分経過……。手の肌に触れてる部分がじわっと暖かくなったような……
「うわっ!?……コージ、何か手が光ってるぞっ!?」
「え?……あぁ、タナミナ、お帰り……って、ええっ!?」
確かに、いわれて見てみれば……アルミ板+αを握っていた右手が光っていた!!
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俺の拳が真っ赤に燃える!(チャウワッ!w)←それは赤く光ってる奴!(甲司の手は鈍く白っぽく光ってたそうだ)
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