49 アイテムボックスに拘って… その49
取調室で何を取り調べられるのかっ!?……と思ったら、参考人の立場だった模様。そして現れる昨日の2人……何やったんだっ!?……と思ったら貸したアイテムボックスを売り飛ばそうとしたそうで……そしてギルド長に脅されるんだけど……脅しが効き過ぎてお漏らしして2人して大号泣……ギルド長は女性ギルド職員に大目玉喰らってた……アホだなぁ……w
━━━━━━━━━━━━━━━
──結論!……仕事は任せたよ!!──
1枚100万円もする契約魔法の掛った契約書を使って、
「子供を脅かし過ぎた責任と……誰が床掃除をすると思ってんですかっ!?」
と激オコだったんで。女性は怒らせると怖いよね……(母さんと妹とで実体験しております……ハイ)
・
・
契約内容は……以下の通り。
【特級契約書】
---------------
※当契約書の契約を課す者を甲とし、契約を課される者を乙とす
◎甲:匣岬 甲司(はこざき こうじ)
◎乙:タナ・ミナ
◎甲が課す契約内容:
1.ダンジョンで素材(糸・布・木・金属)、
或いは同素材で作られた袋・箱状の物品を収集すること
2.収集する素材はダンジョン産、或いは魔物ドロップ品に限る。
が、収拾できる範囲で拾い集めることに異を唱えることはない
3.但し、全く拾えなかった場合を除き……ダンジョン産素材の収集を
サボらないこと(正当な理由があればその限りではない)
4.貸与したアイテムボックス(ショルダーバッグ、リュック、ポーチ)
は外部になるべく漏らさないこと。但し、命と引き換えになど……
脅された場合は最低限、出元を漏らさないようにすること
※死んでも渡さないとまでは制限しない
5.以上を守らなかった場合……耐え難い激痛が頭を襲うこととなる
※永続契約となる
甲が契約を破棄するか、乙が死亡するまで無効とはならない
---------------
5.と最下行の※の間に不自然に空白があるが甲司が思いついた内容を追記できるようになっている。それを知らないタナとミナは契約すると呟いていたが、甲司は甲司で
(後付けで不利な契約内容とか書けるのか……怖っ!)
……と、密かに
━━━━━━━━━━━━━━━
契約時に小さくこちらが不利な内容を書いている契約書より怖いわw
※あれは注意して見れば、読めなくはないし……顕微鏡じゃないと読めない文字サイズの契約書だったら健常者でも読めないので無効だと思うけどw(ちょっと擦っただけで文字が潰れるし?)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます