07 アイテムボックスに拘って… その7
アイテムボックス付与のスキル熟練度上げをする僕氏。魔力がほぼ尽きるか……布袋と小箱が壊れるか、夕方になるまで続けられるだろう……
そして、僕氏は昼になったので弁当を平らげ……午後の熟練度上げを続行するのだった!
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──そして……僕氏は超える……──
「これで最後か……」
既に夕暮れとなり、20分もすれば夜になるだろう……
「アイテムボックス付与」
最後の付与は小箱。アクセサリーを入れるような小さな木の箱だ。込めた思いは容量拡大と重量軽減……ではなく、容量拡大と時間経過軽減。宝石やアクセサリを入れる箱だが……使用前提として「魔石」を「時間経過無し」で保存できる。
何故魔石にしたか? それは……魔石は採取した後、時間経過で徐々に劣化していく存在。ダンジョンから持ち帰った頃には、劣化が進んでて……
(使えないって訳じゃないけど……)
1個しか持ち帰らないなら兎も角、何個も持って帰るにはそれなりの時間が経過してしまう。まぁ……それが普通なので買い取り価格もそれ程下がらないって聞くけど……できれば鮮度が高い方がいいよね?
……って思いながら付与してみる。まぁ……容量拡大も可能なら……って思いつつね。
……ぱん!
「……あれ?」
いつもと違う反応。
「失敗じゃない?」
試しに小箱の蓋を開いてみる……すると、
「お、おう……これは……」
魔力の渦が煌めいていて……。そこに指を触れると……
〈魔石の小箱〉
と、脳裏に浮かび上がる。
「おおう……」
もう少し指を突っ込んでみる。
【魔石の小箱】
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◎収容可能な魔石:極小ー中まで(極小:000/100、小:000/050、中:000/020)
◎保有魔力:1000/1000
◎備考:魔力は入れる度に消耗します(出す時は消耗しません)
表面にある魔石に触れながら魔力を放出すると補充可能です
◎注意事項:魔力が完全に消耗するとアイテムボックスとしての機能を失うか、収納してある魔石を
消費して補充するか訊いて来ます。アイテムボックス機能喪失時、内容物毎消失するの
で承知の上で使用して下さい(最初に契約した者にしか使用できません)
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極小型100、小型50、中型20なら十分な容量だろう。小箱は腕輪と小さなアクセが幾つか入るくらいの大きさなので、極小の魔石が100個なら十分溢れるくらいの容量の筈だ。
(今は魔石なんて持ち合わせが無いからな……確認しようがないけど)
流石に中学生に探索者も冒険者の許可証なんて出してくれない。
(高校生からか……後1年……我慢するしかないなぁ)
戦闘向けのスキル保持者なら、中学生でも申請すれば許可を出して貰えるらしいけど僕は表向きは
※後天的に身に付けられるスキル系統もある
「さて……」
僕は転がってる付与失敗した袋と小箱たちを片付けて、立ち上がる。付近は徐々に夕闇が迫っており、そろそろ動かないと真っ暗闇の中を帰ることになると急ぎ足で歩くのだった……
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2つ目、付与成功! まぁ、実用的になって売って儲けるには最低でも後1年は鍛錬して、高校生になるか中卒探索者 or 冒険者になってからじゃないと、ですが……
※結局は金かYO!……って、人間、お金が無いと食っていけないもの……世の中、
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