小学校入学
その日以来すっかり壮多と凪咲とは親しくなった。二人とも家に誘ったものの二人の両親がマナーがもう少し身についてからと言ってオッケーを出さなかったらしい。気にしなくていいのに。
約2ヶ月後。桜が咲き出会いの季節となった。つまり小学校入学である。前世では小学校の最初で友達を作ることができず悲しい思いをしたが今世では入学前から友達がいる。それだけで安心だ。
「君達のクラスはこっちだよ~。」
先生が俺等を誘導する。残念なことに二人とは違うクラスであった。
「みんなようこそ..............みんな仲良くだよ。」
長ったらし...ありがたい先生の話を聞き学校初日は終わった。正直暇すぎて無駄な時間を過ごしたと思ってしまっている。
「帰るか。」
「お~い」
壮多の声がした。振り向くとやはり凪咲と一緒にいた。
「テン、一緒に帰ろうぜ。」
「家反対側だろお前ら。」
「そうだった。」
「テン」これは壮多が決めたあだ名だ。安直だと思ったか?決めたのは小学生の前だぞ。そんなもんだ。ちなみに壮多は「ソウ」と呼ぶことになった。(凪咲はそのまま凪咲である。)
「今度こそうちに遊びに来いよ。」
「分かった。親に聞いてみる。」
「私も聞いてみるわ。」
小学生になったんだ許してくれるだろう。
家に帰った。
「「お帰りなさい。(おかえり!!)」」
家族全員で俺を迎えてくれた。
「うん。ただいま!」
弟達と母上から祝ってもらった後。父上にこう聞かれた。
「小学校の入学祝いだ。なにか欲しいものはあるか?」
特に欲しいものはない本格的な魔法や武術は6歳になってからと言われてるのでもうしばしの辛抱だし。
「今は特にないかな。強いて言うなら魔力に関する新しい論文があったら読んでみたいかな。」
両親からなにか変人を見るかのような目で見られているような気がする。
「本当にそれでいいの?銃とか剣とか杖とかでもいいのよ。」
「だって剣とかもらっても将来使えないでしょ?じゃあ今得ることのできる知識がいいな~って思っただけだよ。」
「どこから教育を間違えたのでしょう。」
「僕らの教育のせいじゃないと思うけど。」
親にはさらにジト目で見られた。
そして見事最新の魔力学に関する論文を読むことができることが確定した。
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次の日
「「明日遊びに行っていい?」」
「おう。いいぞ。」
どうやら家に遊びに来る許可が降りたらしい。
家に帰って母上に伝えたところぜひということだった。弟達も会うのが楽しみらしい。
「家で遊ぶとなると何して遊ぶのかなぁ?」
前世でも家で遊ぶことがなかったからわからない。
「庭で遊ぶか。その前に家族の紹介と家の探検かな。」
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「ようこそ。」
「すげー!デケー!」
「ようこそ我が家へ。」
二人が来た後しばらく家を周り家族の紹介をもすんだ。
「スッゲーなテンの家は。」
「そうか?」
「「また遊びに来ていい?」」
「ああ、いつでも遊びに来い!」
そして二人が帰り家には俺の家族のみとなった。
「ねぇ天真ちょっと話があるの。」
「な〜に?」
「6歳になったら訓練が始まるわよね。もしよかったら友達2人共呼んでみて。」
それから話したのは壮多の異常性と凪咲の才能についてである。母上は父上によると『
「分かった。誘ってみる。」
6歳までが待ちきれない。
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どうも聖 聖です。
まずはすみませんでした。高校生活とても大変で書くことに手が回りませんでした。これから頑張って投稿できるよう精進するのでぜひ応援してください。
それと今回短くてすみません。
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