第10話 パーティ前夜
今日は何も無い、
仕事は阪宮がやってくれるから
実質何も無いのと等しいのだ。
何も無いと言うことは暇ということだ。
まぁ、会社を纏める役職の人間が
こんなことを言っては社員に対して色々と失礼なのだが、言わずにはいられないぐらい暇なのだ。
[社長、暇なんですか?]
「まぁな、とーっても暇。」
[ですよね、表情ですぐ分かりましたよ。]
ま、さすが阪宮って感じだな。
俺のことをよく分かってるよ。
だから、親父からも信頼されてたんだな…。
「あぁ、そうだ、今日早めに帰ってもいいか?」
[いいですよ、社長が早く帰るのはなにか大切な事がある時ですからね。]
「そ、とっても大事な事だよ。」
現在の時刻は18時、30分くらいしたら帰ることにしようかな。仕事は阪宮がしてくれるみたいだし、ほんと助かるわ……。
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「じゃ、俺帰るけど、後よろしくな。」
[分かりました!しっかり終わらせて帰ります!]
「助かるよ、明後日早上がりしていい権利を君に与えよう、ちなみに命令な。」
[それ権利っていいます?]
なんて、談笑をしてから俺は社長室を出た、そして俺が向かうのは、昨日ドレスを選んだ店だ。
ちょっとここから少し遠いが、歩いて15分程で着くから心配しなくても大丈夫だろう。
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「すみませーん。」
⟬ はいー、あぁ、常磐様、お待ちしておりました。⟭
俺が店に入って、店員を呼ぶと、あの時澪夜のドレスを一緒に選んでくれていた店員さんが手で来てくれた。
「ドレス出来てますか?」
⟬はい、完成しています。⟭
そう言うと店員さんは店の奥に入って、澪夜が選んだ青色のドレスを持ってきてくれた。
サンプルよりも凄く輝いて見えた。
「ありがとうございます。」
⟬奥様とパーティ、楽しんでください。⟭
「はい!では。」
⟬ありがとうございました。⟭
そうして、ドレスを受け取って俺は店を出た。
時刻は18:51だ、多分19:30までには家に帰れるだろうな、早く澪夜に見せたくて俺はいつもより元気に家に帰った。
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「ただいまぁー。」
『おかえりなさい。』
いつも通り、澪夜はわざわざ玄関まで来て俺を迎えてくれた。いつもしてくれるからほんと嬉しいなぁ……。そんな事を思いながら俺はリビングに入る。
『あ、それって。』
「うん、あのドレスだよ。」
『えへへ、嬉しい。』
澪夜は丁寧に飾られたドレスを見て、ニコッと笑っていた。それはとても可愛らしい顔だった。
「これで明日行くからな。」
『うんっ!楽しみ!』
今度は俺の方を向いてニコッと笑った。
いつもみてるはずなのに何故だかドキッとしてしまい、顔が赤くなるのが自分でも分かる。
『ん?大丈夫?顔赤いけど。』
「だ、大丈夫大丈夫!!」
澪夜におでこを触られ、更に顔が真っ赤になるのが分かる。これ以上やられると俺の身が持たないと体が警告を発している。
『まぁ、純星が大丈夫って言うなら大丈夫なんだろうけどさ、何かあったらすぐ言ってね。』
「あぁ、優しいな、ありがとう。」
その後俺は澪夜の料亭並みの手料理を食べ、
一緒に風呂に入ろうと言われたが、それは拒否し、更に一緒に寝ようと言われた。
まぁ、これぐらいはと思い、仕方なく一緒にねてあげた。その日はとても寝心地が良かった。
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